ハワイ州 マウイ島の道路標識
2017/09/21
2015年春、ハワイ・マウイ島に滞在した。主目的は友人の建設した天文観測の見学であったが滞在期間中レンターカーを保持し移動を確保した。レンターカーには持参したドライブレコーダーを設置して記録した。
これはその画像から、カーブの予告とその通過速度標識を取り出してみた。
前方の急な折れ曲がり道路の曲がり方向の予告と通過速度表示。15マイル毎時(15MPH) キロメートル表示に直すと24km/h。
これより先曲がりくねった道路が続く予告と、走行速度20マイル/時(20MPH)の表示。32km/h
前方に単レーン(すれ違いできない)狭い橋がある、走行速度10MPH(16km/h) の予告。
このようにその道路の通常走行速度では通過できない場合には予告表示と必要な場合には通過速度が表示されている。
普通アメリカ本土やカナダでは実勢速度に準拠したてその道路の制限速度が設定されているので運転者はあまりかけ離れた速度超過をすることは少ない。
ここマウイ島では、このような設備の良い道路でもかなり遅めの速度制限標識が見られる。外来の観光客の多いこともあって、どの程度の速度超過が普通なのかわからない。運転は、できるだけ前方の車に一定の車間距離で追随するようにした。下の映像はその記録の1例で、制限速度45MPH(72km/h)に対してこの時の走行速度は99km/hであった。日本とほぼ同じような状況だが、私の経験では、こんな乖離はアメリカ本土やヨーロッパでは摘発される速度超過と感じた。
前の私の記事、日本の速度標識と比べてほしい。道路管理者の哲学の違いが分かる。
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