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歩行中の高齢負傷者は一方的に多く高齢運転者の関与はわずか 年齢層別運転者の負傷事故(第一当事者)件数と負傷者数より 

2017/09/16

壮年運転者の皆さん、高齢者の運転は邪魔だと感じていると思うが、統計が示す歩行者との人身事故にかかわるのは大部分あなた方である。自動車対自動車事故では、相手が高齢者であっても責任分担は警察の記録や保険会社が判定する。歩行者との場合には逮捕され、証拠が少なく、あなたが一方的な責任を負わされる場合が多いことを考えてみてください。対歩行者事故ではあなた方も被害者であることを。

負傷事故においても高齢運転者が社会の障害になっている証拠は見られない、それどころか高齢歩行者は一方的な交通被害者層である。

e-Stat 警察庁データーベース h27年交通事故発生状況より。

人対車の負傷事故における責任の重い(第一当事者)事故件数に対する同年齢層の歩行中負傷者数の関係を示したものが下のグラフである。70歳以上では、人対車の事故に関与した責任の重い運転事故件数と歩行中の負傷者数は反転し、85歳以上では圧倒的に歩行者の被害者が多い。15歳以下の学齢期と70歳以上の歩行者の負傷に関与しているのは壮年運転者層である。もちろんこの世代の運転者は圧倒的に多く、それに比べ歩行者が少ないことが大きな原因である。これを見ても道路歩行がいかに危険かということがわかる。

下のグラフ、すべての交通手段による負傷者数と運転者責任事故を見ると、1当事故件数当たりの全年齢平均負傷者数は1.3倍ほどになり年齢層による特徴的な差異は無いように見える。乗用車免許のない14歳以は別として。

車対車の事故では、60歳以上で一当事故件数の方が多いのは確かである。

これらのグラフで注意することは、このデーターベースでは負傷者の原因は年齢層区分とは関係なく、負傷者の他の年齢層から又は他の年齢層への関与が区別できないからである。

以上まとめると

歩行者との傷害事故では高齢運転者は関与が少なく「高齢歩行者は一方的に交通被害者である」といえる。自動車対自動車負傷事故では、65歳以上で多目ではあるがこのデータ分析ではこれ以上詳細に判断できない数値である。

全体の交通安全の向上には、登校下校の学童や高齢者の道路歩行を減らすことであり、高齢運転者を減らすことではない。それには、高齢者に安全な装備の車の奨励と、まだ安全に運転できる間に運転を止めなくてもよい環境を作ることである。

 

 

 

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