エンジン故障の旅客機に乗り合わせて
2017/09/06
1980年代だったと思うがカナダエドモントンからトロント路線で中央エンジン故障に見舞われた。飛行機はトライスター(ロッキード)。カナダ中央部、ウィにビグを通り過ぎたころ突然爆発音と振動が起こった。9月、レーバーデイ休暇終了後の満席の機内、この時ちょうどランチサービスの時間で両側通路前方のサービス乗務員がさっと互いに見合わせた緊張感から深刻な異常事態と感じた。どのくらいの時間か、長く感じたがわからないがこの間、窓側の年配の女性が降下しているがどうしたのか?と聞いたが乗務員が分からないときっぱり言いそのままサービスを続けた。
騒音が静まりしばらくして機長からのアナウンスがあった。真ん中のエンジンが振動を始めたので停止させた。パワーがダウンするので時間がかかるが2基のエンジンでトロントまで飛ぶというアナウンスがあった。
欧米では伝統的に機長の決断が絶対的に認められ乗客が異論を唱えることは許されない。機長は、乗客の不安を取り除くために状況と今後の計画を説明をしたのであろう。無事トロントの滑走路にタッチダウンした時一斉に拍手が沸き起こった。
昨日の日航機引き返し事件ニュースの連想から。トライスターの外観エンジン3基の配置と機内客席。ウィキペディアより。
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