死亡交通事故 誰が悪者か
2017/07/19
被害者、加害者に単純に分けることは私の本意ではないが。身近な悪者を仕立てないと印象に残る議論にならないのがソーシャルメディアの宿命と思い、こんなタイトルにしてみた。
警察庁がこの手を使い一般に信じ込ませている ”迷信” 権力の行使できる高齢者運転を悪者に仕立てる印象操作、それがいかに間違いかを考えてほしい。
下のグラフは、自動車運転死亡事故の加害件数と犠牲になった死亡者数との差を年齢層別グラフに表したものである。青色が加害件数、赤色が被害件数といえよう。
これが現実の実態であり、一般に流布されている警察庁の高齢運転者悪者の印象付けがいかに間違っているかが分かる。皮肉にも、このデータは最近の警察庁発表のデータベース2017年1月から3月末日までの積算から描いだものである。
65歳以上の全交通手段での事故死亡者数は、高齢運転者が関与した責任の重い死亡事故件数よりも圧倒的に多く、死亡原因は他の年齢層の運転者からもたらされたことがわかる。
これは一般運転者を悪者として非難しようとするものではなく、交通災害を減らすには、自動車を利用できない高齢の交通者の事故をいかにして減らすかの交通システム改革が必要であるかということである。これは高齢者を特別待遇(甘やかす)するものではなく、このことがすべての運転者が加害者にならないよう保護する為の利益になるこに気が付くべきである。
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