自動車運転中の血圧、脈拍数の記録
長野県佐久市臼田町の弟の病状悪化と死亡のため何回か往復したが、最近納骨式に参列するため出かけたので走行記録を取った。
往路は天候が良かったので八ヶ岳公園道路経由を選んだ。一般道、高速道を含め300kmであった。
下図に収縮期血圧と脈拍数の5分毎の計測値、走行速度の毎秒計測値を同一時系列グラフに描いてみた。出発前の自宅での平常の収縮期血圧値120~130 mmHgであった。走行に従ってみると一般道路走行中で140~160 mmHg、名神・東名高速区間では合流時180mmHgのピークを経て平均160mmHgに下降、この間走行速度は110から100km/h、中央高速にはいって平均血圧140mmHgに向かって落ち着いた。中央高速ではクルーズ速度95km/hに設定し自動運転で走行した。自動運転中の短時間の減速は前方走行車(トラックなどの)割り込みのためである。
昼食・休憩後高速道に進入時には血圧160mmHg以上のピークを示したが時間とともに140mmHgに向かって下降の傾向がみられる。一般道では、前方車両に追随走行が多く安静時血圧値120mmHg台に落ち着いた。
復路では、全行程340km余りと長距離になるが、前日に降雪があったので、上信越道、長野道、中央道、東名・名神と自動車専用道路を選んだ。
制限速度80km/h区間ではクルーズ速度95km/hに設定して走行したが、時々110km/hを超すピークは後ろから迫って追い上げられ、走行車線にも車間距離が取れなくて避けられない場合、やむなくに加速して逃げた場合である。いつも感ずることだが、上信越道・長野道には暴走車が多いような気がする。東名高速に入ってからクルーズ速度を115km/hに設定したが、混雑のため前方車両に追随することになった。下図。
血圧は、高速道に入った直後は約160mmHgまで上がるが平均130~140,一般道では120mmHg台となっている。
下のグラフは次の日、3月29日の家庭生活時の昼間の収縮期血圧と脈拍値である。この日は平常血圧(120~130mmHg)より高めになっているが原因は不明である。いずれにしても高速走行時の血圧上昇は最大20~30mmHg程度の上昇と見ることができ、脈拍上昇は最大30bom程度となっている。
自動車運転中と血圧・心拍数変化の信頼できる医学系論文は見つからないが、一般的には、運転を始めた初期には血圧や心拍数が上昇し時間とともに下降するといわれているようで、私の場合その範囲内のようにも思われる。
この記録を見て速度違反の常習者のように非難されるかもしれないが、走行車線を制限族度で走る場合、トラックなどの後続の車両に車間距離を取らず迫られ追突の恐怖にさらされる、決して安全走行ではなく、自殺行為になる。高速道路での死亡事故はトラックなど大型車に追突された軽乗用車乗員であることは明らかである。
自動車専用道の場合、日本の実勢速度はトラックやバスでも制限速度80km/hの場合、10k~15km/hオーバーのようで、欧米の信用できる研究論文等では、最も安全な走行は、実勢速度より数パーセント早めとの結論が出ている(ソロモンカーブ)。私はそれに従って最も安全な運転を心がけている。
ただ、今回変更になった高齢者免許法により、免許更新前に交通違反の記録があると面倒なことになるようで、速度違反を取られない速度超過の限界の判断が難しくなった。
ソロモンカーブ https://spaceglow.blog/2016/01/25/