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アメリカの高齢者自動車事故の現状 アメリカ保険業界の研究報告から

2017/03/12

日本の自動車保険業界は高齢者は事故が多いという理由で保険料率を上げているが証拠となる検証可能なデータは公表していない。

以下はアメリカの場合について広報の要点を書いてみる。

The Insurance Institute for Highway Safety

米国道路安全保険協会とは米国保険業界が設立した非営利団体で、自動車アセスメントとして自動車の衝突事故における人、車両、道路環境の3要素すべてを視野に入れた事故防止策、および事故発生前、事故発生時、事故発生後のそれぞれの損傷の軽減に焦点を置いた調査研究を行っている。 ウィキペディア

http://www.iihs.org/iihs/sr/statusreport/article/38/3/1

70歳以上の運転者、そして同乗者の死亡率は30-59年齢層より大きい。しかし、高齢運転者が衝突に関与した相手方の自動車の乗員。他の交通手段である歩行者や自動二輪、自転車等に与える死亡のリスクは30-59歳より小さい。下のグラフはその様子を示すものである。

緑、オレンジ色マークの高齢運転者と同年配の同乗者だけが70歳以上で死亡率が高いことがわかる。

下図は衝突クレームの請求状況、100人の被保険者が1年間に請求した平均数(6.16)を100とした場合。最低が60-64で84、70-74歳層が平均値、85歳以上でも25-29歳層と同程度。85歳以上で122

日本より高齢者運転比率が高いアメリカでもこの程度。日本の保険業界のキャンペーンは嘘と言わざるを得ない。残念ながら日本にはこの事実を検証する組織がないようだ。

Estimating the effect of projected changes in the driving population on collision claim frequency

追記:

高齢者の事故死者の保険業界の補償額算出基準は、死亡者の将来失う損失額を基準に算出され、たとえ高額の保険契約をしていても基準算定額以上は支払われない。云い変えれば、高齢者が若い年齢層の死亡事故にかかわらない限り、高齢転者や同年輩の同乗者に支払われる死亡補償額は少ないといえる。

高齢者は負傷の治療に長引き医療費が嵩むといった保険会社のキャンペーンを見たことがあるが、検証可能なデータベースは示していない。また、高齢運転者が過度に他の同年齢層の傷害にかかわっているという証拠はアメリカと同様日本でもない。

 

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