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自動車運転中の血圧、脈拍の変化 安全と健康のために

2016/12/12

岐阜市から長野県佐久市臼田まで、名神高速・中央自動車道・長野自動車道・上信越自動車道・中部横断自動車道約350kmを自動車専用道を最大限に選ぶルートで移動した。

下のグラフは、その運転走行中のContec ABPM-50 による血圧・脈拍数モニターデータと、OBDIIのTorque Data LoggingソフトによるGPS速度データ記録を同一グラフに重ねて描いてみた。

ABPMは5分間隔で、速度は毎秒値で記録したものである。

高速道路では、アダプティブ・クルーズ・コントロールの設定を名神高速道110km/h、他の自動車道は95km/hに設定し、前方に走行車がある場合には車速追従機能により車間(時間距離)を3秒にセットし自動走行を行った場合のものである。(Volvo V40 セーフティー・パッケージを利用)。

時々髭のように速度が増加しているのは、追い越し車線走行中後方から接近して追い上げられ追突される危険を感じたときで、走行車線に避ける車間に余裕もないとき、強制的にアクセルペダルを踏んで速度を上げ、走行車線の空いたところまで逃げた場合である。また、速度が落ちているのは前方にトラックが割り込んだり、工事中の車線制限により前方の車に自動追随した場合である。

上信越自動車道では高速走行車が多く、追い上げられるので一部クルーズ速度を100km/hに上げて走行した。また、下のグラフでは最後の名神高速道では渋滞に巻き込まれ速度が落ちた状況を示している。速度ゼロの期間は食事や用足しのためサービスエイリアに駐車中の場合である。

結果を見ると。収縮期血圧がいずれの場合にも運転を始めたとき高く、時間がたつにつれ低くなる傾向が見て取れる。拡張期血圧や、脈拍数には傾向らしきものは見られない。

自宅室内での通常生活時の血圧変動と比べると、運転開始時に血圧が平均で10~20mmHg程度高いが運転終了時には通常と変わりなくなる傾向がみられた。脈拍数は運転開始・終了時まで殆ど変わらず、運転中の脈拍数が80~85と、運転していない同時間帯の平均値65bpmより15~20ほど高いことがみられる。

この状態は正常なのかどうか分からないが、運転終了後特に疲労感はなっかった。

強調したいのは、自動走行は足がアクセルペダルやブレーキの拘束から解放され、自由に動かすことによって長時間運転中の血液の循環にも良い結果が得られるものと思う。

運転中の生理状態の変化をウェアラブルモニターで測定し、安全に走行できる車の補助システムの研究が始まっていると聞くが、まだ論文に見当たらない。どなたか参考になる文献など教えていただきたい。

比較のため、自宅の室内で過ごした日の血圧と脈拍数をプロットしたグラフを下に示す。

お叱りを受けるかもしれないが、設定速度を法定速度より15~20km/h速くセットしているのは、車間距離を取らないで追い上げて来るトラックなどの大型車を避けるためで、自分の命を守るためである。

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