圧倒的に多い 70歳以上の歩行と自転車利用の事故死者数 高齢者の運転事故を言う前に
2016/11/17
素朴に見たとき分かる社会的に重要な事実。 交通事故死の場合。
日本の交通事故死者で何が社会的に重要な問題か? 誰にでもわかるはずのことを取り上げないメディア。 当たり前のことでは記事にならないか?
下のグラフは、運転可能な年齢層の自動車乗用中(原付以上)と歩行+自転車利用者の年間交通事故死者数の比較である。
70歳以上では圧倒的に歩行や自転車利用者の死者数が多いことがわかる。
交通事故統計 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001161063
しかし人口比は70歳以上がわずか22%。
日本の道路事故死者を減らすには、歩行や自転車利用をしなくても安全な生活が守られることであり、高齢者の運転の禁止は、かえって歩行者を増やし交通死者が増加することとなる。
参考例として、高齢者における自動車先進国の同様のグラフを示す。
日本と状況が似ているヨーロッパ諸国では、歩行者の事故死者は自動車乗用中より少ないか同程度である。
日本の交通で最重要な課題は、歩行+自転車利用者を減らすことである。
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