交通安全広報 軽自動車の死亡危険性をなぜ知らせないのか? 乗車中ばかりでなく歩行者に対しても事故死亡率が高いことを
2016/11/14
時速30km/hでも死亡事故につながりやすい高齢者。歩行者に対しても安全ではない。
高齢者は、「わし等、この歳で長距離を高速で走るわけでもなく、住宅付近の小さな道を走るだけ」軽自動車で十分。こう考えている人が多いのではないだろうか。
車の価格が安く、燃費もよい、税金や保険料も安い、生命の危険性についての知識がなければ良いことずくめと。
しかし、軽自動車・軽トラック、事故時の乗員ばかりでなく歩行者まで、これは安全テスト上ばかりでなく実勢の道路利用でも危険な車であることが科学的にわかっている。
![]()
上は対人衝突事故テストの情景写真である。その結果、軽自動車は普通自動車に比べ、時速30km/hでも安全速度ではないことがわかっている。
以下は、三車種の実勢の道路走行量と重大事故率を調べたもので、下の円形グラフで見るように、軽トラックが格段に危険であることがわかる。普通乗用車が一番安全である。
![]()
このように、高齢者の交通事故はブレーキとアクセルの踏み違えだけが原因ではない。ブレーキとアクセルのふみちがえは一般の運転者でも起こっている。
詳しくは、私のこのブログ、2016年5月13日の記事、
軽自動車の評価 熾烈な燃費競争は間違っている。 重要なのは総合的な安全性 軽自動車は歩行者に対しても頭部保護性能で劣る 税制優遇は安全性の高い車こそ必要である。
を見ていただきたい。.2
One Comment
leave one →
いつもデータに基づいた議論ありがとうございます。同じようなコメントをDriveSafelyのほうにも残したのですが、お許しください。もしもご議論いただけるようでしたら、こちらのみで結構です。
私は軽自動車は危ないか?ということに前々から興味があります、があまり明確なデータがないのではっきり結論を出せずにいます。
まず一つ、軽自動車が対歩行者に対して危ないというのは、単純にボンネットの短い車は歩行者にとって危険、ということしか結論できないのではないでしょうか。登録車ではいろんな形状な車がありますので。普通車のミニバンのほうが歩行者にとっては危ない車なのではないでしょうか。
もう一つ、結果的に軽自動車は運転者にとっても危ない、という結論が導ける統計データがありましたら教えていただけませんか?私の知っているitardaのデータでは10年ほど前の状況で軽自動車の安全ボディの普及に従って、運転中の死亡事故率(たしか走行距離あたり)はほぼ普通車と同等、というものでした。エンジンパワーが低いこと、前投影面積が小さいことから考えて、現在は結果的に軽のほうが安全である、という結論でも納得します。衝突テストは、参考に勿論なりますが、そもそも同じスピードで同じような衝突をさせることの妥当性がどの程度あるか?と思っています。外的要因ということばが適切かどうかはわからないのですが、そういったものがかなり大きいと思っています。
そもそも、ベルトしていない、のような事例を除けば、つまり「まともな運転をしていればほぼ運転者は死なない」といってもいいくらいの状況だと思いますので、そこでどれくらい意味のある統計をとれるかは疑問です。しかしケガに関しては、あまりにも程度等いろいろでこれも整理できるだろうか?とも感じます。
うちの父も大きな車を運転するのはだんだん厳しくなってきていました。空間把握能力のようなものは落ちてくるように見えていました。最近の技術の進歩によって自動車は、運転支援機能により結果的に人間をひいたり自動車同士の衝突をしたり、というのを車側で回避できるようなものに急速に進歩していくと期待しています。そういった状況になれば高齢者にとって最も安全な移動手段は、周りの歩行者等にとっても、軽自動車のような比較的低出力のもの、ということになっていくのではないでしょうか。そのように私は現在考えています。いかがでしょう。
いいねいいね