1998年、タックスヘイブンの島 英領グランドケイマンに滞在した想い出
パナマ文書の公表によりニュースになった租税回避の制度を持つ島の一つ、グランドケイマン。
アメリカの株価上昇期、1998年3月、知人に誘われてカリブ海の島グランドケイマン島に9日間ほど滞在した。島は、幸運なアメリカ人旅行者がいっぱい。また島内各地ではコンドミニアムの建設が盛んであった。
島にわずかしかない中層ビルには投資銀行のオフィスが目白押し。知人は定年後、室内が乾燥するニューヨークの冬季を避けて湿度の高いカリブ海、この島のゴルフ場に隣接する個建の高級コンドミニアム住まい、投資家の一人でもあった様だ。
当時、日本は影響が少なかったがアジア通貨危機、アメリカの旅行業者から買った大韓航空(KAL)ニューヨーク経由で向かった。当時、日本始発の航空券は日本で円貨で買わなければいけない規制があり、国際価格の1.5倍から2倍近くの高価であった。したがって、名古屋空港からソウルまでは日本で買い、ソウルからアメリカはドル建てビジネス航空券を使った。帰国便は名古屋空港までビジネス航空券が適用された。
このことは、証拠となる航空券の記録を探してまたの機会にブログに書きたいと思っています。
カリブ海の夕日
滞在したホテルマリオット
ホテルの海岸のレストラン、夕日を見ながらの食事。
ヨーロッパのホテルを思わせる中庭 ハイアット?
無税の貴金属や、イギリスなどのアンティク品を求める乗客を乗せた大型クルーズ船の寄港が盛ん。
高級別荘か?
観光アクティビティーも盛ん
イグアナの飼育場 観光潜水艦の窓から見た沈潜と魚
知人の家の窓から見た隣家とゴルフ場
帰り、朝の空港。マイアミ経由ニューオリンズに向かう。
当時日本人ばかりでなく、東洋人の観光客も見かけなかった。レストランなども2回目には覚えられていて話しかけられることがあった。
滞在中レンターカー(日本車アルト)を保有して気が向くままに出かけた。
この島は英領なのでパスポートにビザ印を押される。帰国に際し税関で買い物検査をされることを考えて記録を準備していたが、税管吏にカイマンとはどこですかと聞かれ、何事もなく通関できた。
貧乏な私たちですが、つかの間の金持ち気分を味わうことができた貴重な想い出になりました。
追記 5/29
ちなみに、当時の国際為替レートで見るホテル請求書をコピーしてみた。
私の住所は、予約時のアメリカ滞在中のものを記載している。
請求書のトータルは ケイマン・ドル表示、
下段のクレジットカード・チャージはアメリカドル換算値。ケイマンドル1ドルに対しアメリカドル1.25ドル。
当時のアメリカドルに対する日本円レートは130円台、日本円で支払っとすると36万8千円ほど。もちろん日本流のおひとりさま料金でなく、食事なし、ツインルームの宿泊レート、夫婦使用の場合である。