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警察庁交通事故広報の疑問 「高齢者運転事故の激増」 なぜこんな事実に反したことを言うのだろう?  警察庁のデータベースより

2016/01/31

政府統計の窓口2015  交通事故統計(平成27年11月)公表のデータを用い、75歳以上の交通事故死の実勢についてグラフ化してみたものである。

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75歳以上の運転免許保持者が約2倍近くもも増加したにもかかわらず、自動車乗車中の死亡者数ではわずか増加しているといえるかもしれないが、交通社会の障害といえるほどではない。歩行者や自転車利用者に至っては明らかに減少していることがわかる。

歩行や自転車の死亡事故の場合、他の年齢層の運転者が原因している割合が大きいので、この結果は、同年齢層の運転免許保持率の増加と直接関係するのではなく、

この年齢層の人たちが自動車による交通に移行することにより、歩行や自転車の道路暴露率(利用率)の減少の結果と見るべきであろう。

それに加えて、注目に値するのは、この10年間の75歳以上の人口は50%近く増加したにもかかわらず、事故死者数が減少している事実である。

この人口増の影響を除くために、人口当たりに換算して同様のグラフを描いたのが下のグラフである。

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この場合は、自動車利用でも減少の傾向が見られることである。

運転免許保有率が60%以上80%に達している、高齢者といわれる年齢の入り口に当たる65~69歳の年齢層における同様のグラフを見てみるとこの場合は、自働車乗車中の死者数も明らかに減少している。

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以上の結果は、10年間に起こった高齢者人口の増加と、それに伴う運転免許保有者の増加だけで見たものであり、その期間には交通情勢に関係するいろいろな要素の変化もあり、理論的にはそれらを考慮する必要がある。 しかし、間違いのない事実は、

高齢者の人口構成や自動車運転が大幅に増えたにもかかわらず、歩行者や自転車利用中の死者が減少し、自動車乗車中の事故死者率までも減少している事実である。

このグラフ作成に用いたデータベースの一部

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他: 総務省統計局人口データより。

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