グーグル・ストリートマップで見る半世紀近く前に住んでいた懐かしい町の今
グーグル・ストリートマップで見る半世紀前に住んでいた懐かしい町、今の姿。
ニューヨーク州立大学に務めていた当時住んでいた個人住宅にあった小さな1戸建てアパートメント。
アメリカの古き良き時代の末期1960年代後半、わたくしはこのアパートメントに住み、入り口のキーは部屋に置いたまま鍵をかけずに外出する習慣であった。ある日、帰ったらロックされていた。階下の家主は外出t中。やむを得ず近くのモーテルに泊まり次の朝家主にキーを借り入った。わたくしのキーはいつものテーブルに置いたまま。前日家主の両親が訪れていたので東洋人の私の生活ぶりを見たさに入り、オートロックにターンして出ていったものと想像した。こんな時代であった。
上はストリートビューで見た現在も良く手入されているこの住宅。1968年当時新築間がないこの家の裏側の2階に増設された1戸のアパートメント。ここに約2年間住んだ。ポストとその手前の通路が私専用の駐車場であった。はっきりしないが家の右側に外階段の登り口がいまでも見える。
左の写真は当時のもの。
1968年から69年9月まで大気光の研究者として働いたニューヨーク州立大学オーバニーキャンパス。1962年当時のニューヨーク知事Nelson A. Rockefellerが一流の大学を夢見計画し、著名な建築家Edward Durell Stoneの設計によるユニークなすべての学部が一棟に入る巨大な建物。1970年はじめごろすべてが完成。
キャンパス全体の構成デザイン権が切れたか、下は現在の建物群。いくつかの独立した建物が加えられ、遠方に見える学部も増設された。
下の衛星画像は私の通勤路、アパートメント、左上のマークから下端の大学まで。いくつかの経路があるが青は時間距離最短コース高速道路を使った経路。左下の巨大なインターチェンジサークルは大陸横断主要道路I-90と、ニューヨーク市・カナダのモントリオールを結ぶI-87の分岐点。
当時、食事や、スコッチなど気が利いた買い物に出かけた小さなしゃれたプラザ。
地図の左下11分マークの右に見える一区画、現在も健在のようだ。
気候の良い時には外で食事ができるヨーロッパ風のレストラン。
昔を懐かしむ今、残念ながら日本での現在の住居地域には自宅も含め当時の面影はまったくなくなってしまった。