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アメリカ医師協会が医師に推薦する 高齢者の自動車運転能力評価ガイドの有効性を検証する論文の一例

2015/11/09

日本の非医療機関である自動車学校で強制する高齢者運転適性検査内容の科学的根拠はどこに?

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AMAガイドの有効性:高齢者の運転能力の評価と事故率の後ろ向きコホート研究による分析

Determining the validity of the AMA guide: A historical cohort analysis of the assessment of driving related skills and crash rate among older drivers.

Accid Anal Prev. 2013 Dec;61:311-6. doi: 10.1016/j.aap.2013.03.020. Epub 2013 Mar 26.

アメリカの医師協会(AMA)は国家道路交通安全協会(NHTSA)と共同でガイドラインを設計し、医師が使用すべき「運転に関係した能力の評価」(ADReS)を使用することを進めています。

ここでは、過去2年間に衝突事故に遭遇した人と無事故の人について、ADReSテストスコアの成績との関係を統計学の検定手法で分析したものです。

被験者は70歳以上の1230名で、カナダばかりでなくオーストラリア、ニュージーランドなどです。

この被験者の中で過去2年間に61名の(5.1%)が事故に関与していました。

結果は:ADReSサブテストスコアでの異常兆候と、過去2年間の衝突事故とには有意な関連は認められませんでした。

検討課題:医学的ガイドラインに組み込むことができる敏感で有効な事故の予測因子はもっと慎重に確立する必要性があることを示唆しています。

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注)コーホート研究とは、特定の要因に曝露した集団と曝露していない集団を一定期間追跡し、研究対象となる疾病の発生率を比較することで、要因と疾病発生の関連を調べる医学研究手法の一つです。医薬品の効果判定などに使われています。

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