抗凝固薬をワーファリンからイグザレルトに切り替えた理由
2015/10/29
1年ほど飲み続けたワーファリンが3.5mg/dayに増量したにもかかわらず今回の血液検査でINR値1.2(前回まで1.5以上)に下がったので、主治医からイグザレルトに変更を提案され承諾した。
この薬剤についての注意事項は医師からの説明はなく、薬局のお薬説明書による副作用リストのみであった。
したがって、この薬の発売元であるバイエル社の資料を調べた。下の画像はその表紙であり、かなり厳しい「警告」が記載されている。これは製薬会社の責任回避のためであり発症の確率はかなり低いとの医師の判断かもしれないが、患者に薬の効力の期待だけを持たせ、リスクを知らせないのは問題であると感じた。
下図の、もっとも古くから用いられた来たワルファリンと比べた評価の資料を見ると、高齢者における重大な出血発現率が大きいことが分かる。わたくしは体重が70Kgほどありクレアチニンクリアランスが57mL/minと計算され下段の心配はないようだ。
抗凝固薬は出血リスクとの攻め合いであり、この薬はワルファリン療法と非劣性であり、特に頭蓋内出血発現率は低いようだが正確な血圧管理が必要なようだ。
わたくしの場合、ABPMによる平均血圧は発症例のカットオフ値130/81mmHgをクリアーしているようだが早朝血圧に限れば30%以上の頻度でこれを超過している。
いずれにしても、血圧データ管理は自分でするより無いようだ。
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