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家庭血圧測定値統計と診療室測定との関係

2015/10/15

人の血圧が時間とともに著しく動揺することが明らかになった(1969年)それから45年以上たち、現在は様々な家庭血圧測定装置使用が広がっている。

過去30年来、研究文献では自由行動下血圧(ABP)データが蓄積され、診療室血圧以上の臨床的価値を有することが立証されてきた。

とはいうものの、高血圧の臨床、疫学はもっぱら医療環境下の血圧(診療室血圧)の情報に依存している。

現在実用化されているABPM測定法では、15分毎、30分毎など測定者の人為的行為が入らない方法で24時間、1週間等自由行動下での血圧変動の全容が見られるようになった。

以上、「家庭血圧測定の指針」第2版、日本高血圧学会学術委員会家庭血圧部会 編集 より抜萃。

これを受けて、今回、私はABPM測定器を購入し2週間余り運用した。このデータ記録から2週間分の統計分析を行ってみた。

下のグラフは、毎正時毎に測定された個々の収縮期血圧値(黒点)と各時刻における平均値(赤線)、標準偏差の2倍限界(95%確率範囲)を描いたものである。

image

一般的な病院の外来診療時間帯9時~12時までで見ると、1回だけ計った血圧値の確率分布は160~110 mmHg となり血圧判定の診断根拠にはなりえないことが分かる。

これは、わたくし個人の場合であり一般化する根拠はないが、診療室血圧測定の場合、医師から見てあり得ない測定値が出た場合無視し計り直すとしてもかなりの開きが予想される。

診断と降圧目標、収縮期血圧について診療室では140mmHg、家庭血圧135mmHg.以下などと医学書では詳細に書かれているが統計的誤差に関する記述は見られない。

医薬品による降圧治療中の患者の効果判断においても、2~3週間毎の診療室血圧値を根拠に行われているのが実情である。医師の経験的判断で異常な値は棄却されると思われるが、1回の測定値で5mmHg~10mmHgといった差を求めることは統計的に不可能である。

私の生活状態の場合、この結果からは、昼食後12時~14時までが最も血圧が低く変動値も少ないリラックスした時間帯と判断される。

就寝時の血圧や変動値はあまり下がらず熟睡時間が少ないと判断される。これは老人に共通した状態かもしれないが。

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