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24時間自動血圧測定(ABPM)の実行例 診療室血圧と家庭血圧

2015/10/04

一般に外来診療では、診療室に呼び込まれた直後、医師により聴診法による血圧測定が行われる。高血圧の薬物治療中の患者の場合3~4週間おきに計ったこのような血圧値により管理されているのが実情である。

今日、薬局薬店には様々な血圧計が展示され試用もできる。

医療機関でも、診療室前に電子血圧計が置かれ、診療前に計ったプリントを持って診察を受けるよう指示している傾向になった。

この様なデータによる血圧管理が不合理であることは多くの研究で明らかである。1)

私は、10年来コンピュータでデータ分析ができる血圧計で起床から就寝までの血圧を測ってきたが睡眠中の血圧を測定できない。

今回、ABPM50、 Contec Medical Systems の上腕カフー・オシロメトリック法による計器を購入し、現在テストを始めたばかりである。2)

下のグラフは10月3日の場合で、棒グラフの上端が収縮期血圧、下端が拡張期血圧(mmHg)。線グラフは脈拍数(bpm)の時系列である。自動測定の間隔は昼間が10分、夜間30分に設定した場合である。

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これを見ても明らかのように、自由行動下(昼間)の血圧変動が大きく、わたくしの場合起床後の血圧上昇が見られ、午前中の診療時間帯と重なる。

これは一例であるが日間変動が大きいことが分かる。

下の円グラフは正常血圧といわれる区分で見た正常値(黄緑色)、上限血圧以上(赤色)、下限低血圧以下(黄色)の頻度の割合である。統計期間は10月1日~3日の54時間分である。

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上図が昼間の区間、下が就寝時時間帯(22~7時まで)の頻度の割合である。限界値は昼間が140/90、就寝時が120/80 mmHgとした場合である。

私の場合、この期間では就寝時の血圧下下降が少ない(non-dipper)と分類される可能性が大きい。

このように、高血圧患者の血圧コントロールや処方薬剤の効果判断には、家庭血圧測定が欠かせない条件であろう。

1) 家庭血圧測定の指針、第2版、日本高血圧学会学術委員会家庭血圧部会編集

2) アメリカFDAの組織CDRHのテスト合格、中国製.  http://www.accessdata.fda.gov/cdrh_docs/pdf11/K110156.pdf

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