コンテンツへスキップ

論文紹介 特定な意図を持たない交通事故統計解説。「交通事故統計について」西田 泰 氏

2015/02/11

権力拡大や予算獲得に都合の良いデータを際立たせプレスリリースする警察庁や地方自治体組織。メディアはニュース性のある特定な目立つ事件をあたかも普遍的であるように報道する。これらの特定の特徴を意図的に取り上げた情報により”交通事故の迷信”が作られている。

OECD 主催の国際道路交通事故フォーラムIRTADなどで活躍されている西田氏の解説論文を見たのでその一部を紹介してみよう。斜め青字はわたくしの意見。

そんぽ_予防時報2014vol259. 交通事故統計について。 西田 泰 公益財団法人交通事故総合分析センター研究部 特別研究員兼研究第一課長 http://www.sonpo.or.jp/archive/publish/bousai/jiho/pdf/no_259/yj25918.pdf

抜粋

死 者:交通事故によって発生から24時間以内に亡くなった人。24時間死者ということもある。 24時間死者に対して、諸外国では交通事故の発生から30日以内に亡くなった人(以下、30日死者)を統計対象とすることが多く、IRTAD が公表している交通事故死者数も30日死者を対象としたものである。このため、IRTAD が編集している我が国のデータも30日死者となっており、国内で公表されている数値とは異なっている。

image

 

image

人口の高齢化: 図10は、6か国の 65歳以上の高齢者の10万人当りの死者数(以下、死者率)の推移を示したものである。6か国とも死者率は減少傾向にあるが、高齢者人口が最も少ない韓国が最も高いレベルである。この理由には、他の5か国に比べ交通安全対策の実施レベルが低いことや、交通事故被害者に占める歩行者の割合が高いこと(2012年:日本47.1%、韓国51.4%)が考えられる。交通事故統計データは、人口や車両保有台数等のデータとともに利用することで、交通事故情勢の的確な把握に寄与する。

おわりに: 交通事故統計データは、他の統計データと組み合わせて分析することで、さらに多くの知見を与えてくれる。今回は、そのような観点から交通事故統計について筆者が感じてきたことを紹介した。

読後の感想

西田氏は公益法人の職員であり。この論解文は保険会社のものであることから、淡々と事実だけを書いておられるが、末尾に強調されている、交通事故に関して関連するすべての統計データを総合して分析しなければ正しく把握できない。とのご意見には全面的に賛成である。

No comments yet

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。