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交通事故における致死脆弱性の年齢比較

2015/02/06

”高齢者の運転を締め出すことはかえって日本の交通事故死者を増やす結果となる”

交通死亡事故死者数の統計だけ見ると、高齢者の関与する事故件数が年齢とともに増加しているように見えるが、これは本当だろうか。

高齢者は事故で受けた衝撃に対する身体的虚弱性のため、事故件数に対して死亡確率が高いことが各種論文で知られている。

これを見るために、交通事故に対する脆弱性(事故死者数/死傷事故者数×100)を計算し、その値を年齢層30歳~39歳を基準にした指数で描いたグラフが下図である。

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30歳以上のすべての年齢層で云えることは、自転車が最も危険な交通手段であり、続いて歩行、自動車が最も安全であることが分かる。65歳以上で見るとその開きは急激に増加する。

こんな日本の状況を無視し、警察庁は高齢者の運転をあたかも犯罪のようにキャンペーンをする真意が分からない。

高齢者を運転から追いやることで日本の交通死者は増加する。ヨーロッパでのケーススタディーではこの結果は証明済みである。

比較として、イギリスにおける2006年から2009年までの期間について下図に転載した。

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The Licensing and safety of Older drivers in Britain.

日・英で年齢層区分や、交通手段区分の違いあるが、形状としては類似性が見られる。特に自動車乗車中に関しては日・英で殆ど差異は認められない。

顕著な違いは、日本では自転車・歩行者の指数が年齢の進行とともに極端に増大することである。

この原因は、運転者ではなく、総人口の25%にもなろうとする正当な高齢交通者に対する道路標識、信号システムなど安全管理者側の責任が重いことを示すものである。

非高齢運転者の皆さん”高齢歩行者や自転車と死亡事故に遭遇し犯罪者とされ、経済的補償を強いられるのはあなたたちですよ”他人事ではないことがこれでも分ります。

e-Stat  政府統計の窓口 統計表一覧

平成25年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取り締まり状況について、他

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&listID=000001128424&requestSender=search

The Licensing and safety of Older drivers in Britain.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22831499

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