ヨーロッパにおける高齢者交通事故統計分析とその安全対策への提言
2014/07/25
Safer Mobility for Elderly Road Users
http://ec.europa.eu/transport/road_safety/pdf/projects/sameru_final_report.pdf
これは、高齢者の道路交通での安全な移動性について。ヨーロッパの膨大な研究報告を基礎に検討されたレビュー報告書である。
全314ページに及ぶ報告書(pdf)、うち分析の根拠を示す参考文献リストは39ページに及ぶ検証可能な報告書となっている。
このレポートの序文に記載されている 研究事業の目的の要約
この報告書は、膨大な記載事項であり、わたくしはまだ全文を読み切れていないが、一例として、高齢者の歩行が交通事故死者全体の半分近くを占めていて、最も重要な課題であることを強調している。
下記に、そのグラフを転載した。
ヨーロッパ諸国においても、高齢者の歩行中の交通死者は他の年令のグループより際立って多い。イタリーやフランスは50%以上である。
年齢層区分別に見た交通事故死者に対する高齢歩行者の死亡率と、年齢層別人口百万人当たりの歩行事故死者数の二つのグラフを示す。
年齢区分ごとの総交通死者に対する歩行者の割合。ヨーロッパの19か国2006年(Papadimitrin et al,2011)
年齢区分ごとの人口に対する歩行者交通死者の割合
高齢者の道路歩行がいかに危険であるかがわかる。
次に、主なヨーロッパ諸国の交通手段別の交通事故死者の割合をグラフにしてみた。
ここでも明らかに歩行者の死亡割合が他の交通手段に比べ大きいことが分かる。
日本の場合については以下の私のブログ記事を見てください。
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