日本とイギリスの高齢者の道路交通事故死者の状態別比較
下の円グラフは、日本と交通事情が似ているイギリスとの比較を示したものである。
日本: 65歳以上、 イギリス: 70歳以上
http://www.mlit.go.jp/common/000183737.pdf https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/269601/rrcgb-2012-complete.pdf
欧米の大陸国家と違い、日本と同じ島国で道路事情もよく似ているイギリスと比べてみた。
強いて、イギリスとの違いを見てみると、
① 交通のモータリゼーションが日本より早く高齢者の運転人口比がイギリスの方が多いこと。
② 高齢化率は、日本程ではないが国際比較では高い国である。
③ 道路事情での日本と違いは、交差点がラウンドアバウト方式であること、この違いが交差点での歩行者事故に関係するのかはわからないが。
以上の違いがあるものの、
歴然とした違いは、日本では歩行者事故死の比率が一番大きく、次いで自転車であるのに対し、イギリスでは、自動車乗車中の事故死の比率が最も多く次いで歩行者となっている。
特に、歩行と自転車との合計死者率は、日本が67%であるのに対し、イギリスでは46%、
特に顕著な違いとして、自転車事故死者の割合が日本の場合、イギリスの4倍以上であることである。
私の自動車道での走行経験では、イギリスや西ヨーロッパ、とくに自転車王国と言われるオランダやデンマークでも一般の自動車道路を走行している自転車は若者や壮年者が多く、日本のように高齢者を見かけたことがないと言ってよいほど少ない。
上のグラフは、高齢者の事故死の状態別割合であって、イギリスのほうが高齢人口当たりの自動車事故の死者数が多いわけではないことに注意してください。イギリスは日本とともに世界で一二を争う自動車事故率の低い国である。
交通安全に関連する行政組織は、自動車の運転が不適格になった高齢者は、道路歩行や自転車利用も同様に危険である事実を認識すべきである。