東京電力福島第一発電所からの放射性セシューム汚染の野生動植物体と土壌との違いの一例
2014/03/22
野生動植物への放射線影響に関する意見交換会 要旨集 環境省 2013年3月14日
http://www.env.go.jp/jishin/monitoring/results_wl_d130314.pdf
のデータベースより見られた特徴的な例について考察する。
下のグラフはミツバチの生体より抽出されたセシウム放射能濃度とツバメが巣作りで集めた土壌についてのものである。(横軸は放射能濃度値を常用対数であらわしたものである)
一目でわかる特徴は、ミツバチ及び蜂蜜(動植物とみなす)と、土壌(田や水溜まりの泥)。ミツバチでは個体による汚染濃度の違いの幅は10倍程度であるのに対し、ツバメが集めた土壌ではその比は1000倍に達している。
また、測定地点の空間放射能強度との関係はいずれの場合も見られない。
このデータベースは、このような分析目的で収集されたものではなく、上のような結果を決定的な結論とするわけではないが、環境放射能の評価をする場合、一つのデータだけに注目することの危険性を表しているとみるべきであろう。
一般に、補助金で行われる事業は、研究報告であっても成果を強調したり予算継続に都合がよいデータだけで結論を導き、公表する傾向が強い。
この報告書は、環境省の自然環境センターで行われたもので、多くの機関からの助成金で行われ、無難な構成となっているように見える。
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