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東名阪の走行中バスの運転手病死、運転手だけに頼り 安全のための補助電子機器が全く装備されていないバスの構造をなぜ放置しているのか?

2013/07/04

電子機器とコンピューター制御による安全技術。現在300万円以下で売られているの市販車でも自動車線キーピング装置、加速度センサーのデータ分析による居眠り運転警報装置、走行速度制御ばかりではなく、前方走行車との車間距離を自動で保持する機能、その他車線変更時のブラインドスポットの走行車検知と警告、警告に運転手が反応しなかった場合非常時自動ブレーキング装置などが備わった車がある(VolvoV40)。今回の東名阪の大型観光バスの事故、これが装備されていればガードレールに衝突するほどの蛇行走行は自動的に起こらないばかりか、異常運転を感知して警報を発し停止させることもできたはずである。

高速鉄道でも、運転手一人制を実現するために、運転レバーの握力がなくなった等の運転手の異常状態を検知し停止する装備が備わっているという。オーストラリアの列車事故で急死した運転手の体重が速度維持ペダルにかかり安全装置が働かなかったという事故原因調査のドキュメンタリー映画を見たことがある。今回の事故でも、もし運転手の体重でアクセルペダルを踏みつけるような状態にならないとも限らない。ぞっとする状況である。

高速道路での大型バスやトラックの追突事故や車線変更時の小型車巻き込み事故などが頻発する中、ほとんど完成の域に達したと思われる車載の自動安全装備の義務付けがなされていないのは納得できない。

お決まり行事のように、事故が起こるたびに事業者の家宅捜査と運転手の乗務状態記録を押収し責任者を掘り起し起訴するだけ、多くの場合、事故原因を一番弱い運転手のせいにして原因調査は終了。これでは惨事が繰り返されるだけである。

道路管理者は、不合理でおせっかいな警告標識などに金を使わず、現在の科学技術で開発済みの安全装備を義務付けるなど、合理的な行政が必要であるであることを痛感した事件であった。

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  1. Zuciyama yuji のアバター
    Zuciyama yuji permalink
    2013/07/05 12:26

    今年の3月に国土交通省から発表がありました。
    バスにも適用されるようになるでしょう・  以下コピペです。

    貨物自動車の全事故に占める追突事故の割合が高いことや、乗用車と比較
    して貨物自動車の死亡事故率が高い事故実態を踏まえ、我が国においては追
    突事故の被害を軽減するための衝突被害軽減ブレーキの普及を図ってきました。

    今般、衝突被害軽減ブレーキの技術向上が進んだことを踏まえ
    、世界に先駆けて衝突被害軽減ブレーキの技術基準を策定することとします。

    その他、日本が既に採用している制動装置等の国際基準の改訂が本日より発効されますので、
    これと整合を取るための基準の改正を実施します。これにより、自動車の安全性が向上すると
    ともに、自動車・同装置の国際流通の円滑化等がより一層図られ、効率的な車両安全対策が推
    進されることが期待されます。
    お問い合わせ先
    自動車局技術政策課:永井、赤井
    電話 03-5253-8111(内線42254)
    03-5253-8591(直通)

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