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驚くべき歩行・自転車の危険な実態 小・中学生の歩行通学に固執したり、高齢者から運転免許を取り上げることを奨励する誤った交通行政

2013/05/26

.下のグラフは、政府統計の総合窓口 交通事故発生状況>2012、{○ 高齢者の人口、運転免許保有数及び死者数の推移}の表から描いたものである。

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001108012

歩行・自転車と車事故比率

これは、道路を歩行・自転車通行中に起こった死亡数を、乗用車乗車中または乗用車運転中の交通事故死亡件数とを比較したものである。言い換えれば、乗用車利用に比べて歩行・自転車交通の死亡確率を見るものである。

この比が1以上の場合、歩行・自転車が乗用車利用より死亡数が大きいことを表す。

15歳以下では運転はできないので、乗用車同乗中との比較であるが、2倍以上の死亡件数である、これは主として歩行による通学で歩行頻度が高いことによると思われる。年齢区分では、50歳以上で1以上になり、運転中との比較では80歳以上で5倍を超える。この結果は2012年度の日本の交通実勢状態での事故の状況を表すもので、車交通と歩行・自転車利用のどちらかが安全かを示すものではない。たとえば80歳以上の運転者の数が少ないことが原因しているとみるべきだが値警察庁のデータベースでは、事故に関連したデータのみで、事故に関係しない交通の情報がなく、安全率を算出することができないからである。

この結果からはっきり言えるのは、車交通に比べ、歩行・自転車の実勢での事故死傷数が大きく、その犠牲の多くが、小・中学生の通学と高齢者の生活移動中によるものと推定される。

日本で現在最優先で取り組まなくてはいけないのは、一般道路での歩行と自転車をいかにして減らすかの政策であり、運転免許条件を激しくしたり、運転者の過失責任を重くすることではない。

たとえば、通学路はすべて監視カメラで映像を記録できるようにし、できるだけ専用道路として分離し、通学路の交差点・横断歩道には通学優先の押しボタン信号機を設置し、横断中はすべての方向の車を停止させる。これは交通システムとして非現実的ではなく、アメリカ・カナダではスクールバスにはストップサインを出す装備があり、子供の乗降中および道路横断中はその間すべての方向の車が停止する義務を負っている。

高齢者には、できるだけ高齢まで運転可能な電子機器による補助装備を装着した車を奨励し、歩行や自転車を利用しないでも生活できるよう安全な交通を確保することが先進国の品位であろう。

下記に、2011年1月19日に書いたイギリスの研究を紹介したわたくしのブログをリンクします。

高齢者に対する厳しい運転免許更新条件は、かえって交通事故死者を増やす ヨーロッパでのケーススタディー    https://spaceglow.wordpress.com/2011/01/19/高齢者に対する厳しい運転免許更新条件は、かえ/

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