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死亡選択遺書か 終末医療指示書か 終末医療プログラムの選択について

2013/02/22

尊厳死「重い問題」 参院予算委で首相
 安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、尊厳死について「極めて重い問題だ。自分が望まない延命措置を受けないことをどう担保するか。医者も安心して対応できるような仕組みを考えていきたい」と述べた。同時に「医療費との関連で考えないことが大切だ」とも指摘した。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2013/02/21/166648/?portalId=mailmag&mmp=MD130221&mc.l=8122842

麻生氏とは違い優等生の発言であるが、重い問題であるからこそ法律を作る責任を課せられている総理、テレビのコメンテーターの様な発言だけでは不十分であろう。

医療機関は医療行為について絶対的な責任があることは云うまでもないが、この問題は、法律のあいまいさによって訴訟などの社会責任を医療機関が問われる恐れがあることを重視した答弁であり、これを取り除く立法責任は政治にある。

死期の選択は患者個人の問題であり、本人の意思が絶対条件であるが、医学的判断を抜きには承認できない問題でもある。患者本人の意思を絶対条件とした場合、自殺ほう助を医師に負わせることにもなりかねない場合も想定されるからである。

またこの問題に、家族の同意を重視する漠然とした考えが主流のようだが、これも語感としては尤ものようであるが、親族間の人間関係は必ずしも単純ではない。

こう見てくると、患者本人の終末医療に対する意思を尊重するためには、 ”患者の意思確認と、医学的判断が絶対条件” であり、それ以外の雑音は取り除くべきと考える。

家族との関係は、事態が進む前に患者と家族との間で合意が出来ている問題であり、その内容が公的に確認できない限り終末医療の方針に家族を関与させるべきではない。

ここで、考えられる法的に有効な方法として以下の二つが考えられる。

① 終末医療指示書: 法的確認機関(裁判所)等の公的システムを整備し、法的に有効な指示書を患者自身が事前に作成し持っている場合。

② 死亡選択遺書 : 遺書(遺言)と同じような法的拘束力のある 「死亡選択遺書」として法制定を確立する。この場合には、患者本人の自筆ならば、必ずしも、弁護士や司法書士、第三者の署名が無くても有効とすることが出来る。

いずれにしても、最も大切なことは、医療機関が延命処置の選択(中断)を決断する時点で ”家族の思惑” を介入させるべきではない。当事者にとっては酷な云い方に聞こえるかもしれないがこのことは事前に当事者間で決め患者本人の”指示書・遺言”に記載されているべき内容である。

これは私の思いつき、突飛な意見だけではなく、アメリカの幾つかの州・医療機関に見られる取り決めの事例を読んでのことである。この記事を書くに当たり根拠とした私のブログデータを下に記しました。

終末期医療と死亡選択遺書について 2006/10/21  
https://spaceglow.wordpress.com/2006/10/31/%e7%b5%82%e6%9c%ab%e6%9c%9f%e5%8c%bb%e7%99%82%e3%81%a8%e6%ad%bb%e4%ba%a1%e9%81%b8%e6%8a%9e%e9%81%ba%e6%9b%b8%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/

延命治療 臓器移植 本人の意志と 家族の希望  2012/11/11
https://spaceglow.wordpress.com/2012/11/11/%e5%bb%b6%e5%91%bd%e6%b2%bb%e7%99%82%e3%80%80%e8%87%93%e5%99%a8%e7%a7%bb%e6%a4%8d%e3%80%80%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e3%81%ae%e6%84%8f%e5%bf%97%e3%81%a8%e3%80%80%e5%ae%b6%e6%97%8f%e3%81%ae%e5%b8%8c%e6%9c%9b/

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