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原発を止めただけでは安全にならない日本の原子力発電所の構造の実例 原発を忘れ去ることの方がもっと危険か?

2012/09/10

Stohl 他の論文で指摘しているもう一つの事実。

福島第四原発(停止中)の使用済み燃料プールの干上がりが原因とみられるCs-133の無視できない放出量であったことである。

12日から19日にかけて観測されていたCs-133の強度が突然一桁下がった、これは第四原発の使用済み燃料プールの水注入と同期して起こったと見られることから、原子炉の損傷によるばかりではなくこの使用済み燃料の冷却が重要であることが証明された。

以上のことは一例であり、この事実が示唆するのは、原子炉を止めても科学的で厳重な管理の継続が必要であることである。

廃炉にすることによって、経済効果が無くなり、危険を予知する実感のない科学音痴のトップ経営陣によって、管理に必要な技術者や予算が不合理に縮小され益々危険になる恐れがある。

また、マスメディアも 「忘れ去られた原発」 に注目する事が無くなり、危険性だけが取り残され、全てが忘れ去られることである。

逆説かもしれないが、原発を存続させることにより、発電所ばかりでなく使用済み燃料の管理まで技術者や予算を投入し続ける必要性が認識され、「忘れ去る」事に比べ安全を確保できるとも言える。

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