ソニー銀行のシステムダウンに思う
先ほど正午過ぎに「ソニー銀行からの重要なお知らせ」として自動発信メールが送られてきた。
表題はおわびとなっているが、4日前に起こった7時間余りの業務停止のことであった。メールの内容は単に電源ダウンとあるだけで具体的になにが原因で責任はどこにあるか何一つわからない。
慎重な言葉選びの上での「おわび」と「云いわけ」だけで、顧客の受けた損失や、銀行としての信頼を今後どう守っていくのか具体的な内容はなにも無い。
具体的な保証内容が無ければおわびにはならないと思う。
何時もテレビで見る、政府高官、官僚や大組織の不祥事に社長を始め首脳陣が壇上で並んで頭を下げる光景ととなんら変わらない。偉い人が頭を下げたから偉くない一般庶民は溜飲を下げるとでも思っているのだろうか。全く無意味である。
ソニー銀行も水戸黄門時代と変わらない感覚か。
例え企業組織は異なるとは云え、世界の情報エレクトリック産業をけん引してきたソニー、 あらゆる想定される事故に備え数秒で機能するクローンオフィスのバックアップは当然持っていたと思っていた。
地震、テロだけでなく昨年の原子力災害などに備え、たとえば北海道や九州など地理的に離れた場所にコンピューターが並行して同時運転されていて、サーバーも含め自動的に業務が進行出来る機能を持っていると思っていた。
もし、福島の様な災害が東京に起こった時、顧客側に法律的根拠のある記録が無いインターネット専業銀行、電子的データが消失しましたでチャラにされる体質であったとは知らなかった。
旧来の銀行のように、顧客側に証書や通帳の様な紙の証拠書類の保管義務を負わせられていない分、ネット銀行は安心と思っていたがどうもこれは”想定外”であった。
福島の災害から想定されることは、日本が交通ばかりでなく通信回線まで分断される事態には現実として備えなければならない。その時、インターネット銀行は世界のどこからでもアクセスできると同様に、複数の地勢的に異なった場所に置かれたクローンオフィスが同時運行され、バックアップ体制が完備されていて7時間余りもの機能停止はあり得ないと思っていた。
高齢化した私の頭がおかしくなったかと感じる昨今である。