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年間放射線量予測 遅すぎる政府発表 不可能と思われる除染への幻想

2012/04/23

政府は22日放射能高汚染地域の年間放射線量予測地図を発表した。

これによると5年後以降でも年間20ミリシーベルト以下に下がらない地域は飯館村の”計画的避難区域”の殆ど全域に及ぶ。

この地域の人々は政府の避難指定が遅れ、1ヶ月以内に避難と云うことで、すでに20ミリシーベルトを超えた被曝量の人も多いと思われる。

「計画的避難区域」 とは何だったか 何時発令されたのか 調べてみた «

5年後以降の年間被曝量が20ミリシーベルト以下の地域は住居可能だとだと云っても、それは被曝経歴のない人に適用すべき基準であり、高レベルの被曝をすでに受けてしまった、子供や、若年者には適用できないはずで。帰還者には無条件には適用できない。

文部省が公表した限られたデータだけであるが、3月にブログに書いた私の計算予測を下記に示します。

計画的避難区域 何時になったら住めるようになるだろう 文科省発表のデータで分析してみた «

計画的避難区域 現在の空間放射線率が十分の一に減衰するまでの年数は? «

政府発表では、気休めの注釈として、除染をしない場合とことわっているが、これまでに発表されている除染値は、学校の校舎内や運動場のような限られた場所で洗い流した直後の値であり恒久的なものではない、洗い流したからと云ってその地域から放射性物質が取り除かれたわけでなく移動しただけである。

地図で見ると険しい山岳地帯の谷底の飯館村、これからの季節、山の落ち葉が腐り放射性物質も水に流され安くなり、谷や地下水となって流れ、放射性物質の濃縮される場所が出てくることも予想さる。事実、原因は分からないが昨年8月以降放射線量の減衰していない(増加)傾向の地域が見られるようだ。生活環境全体の除染は事実上不可能と考えるのが常識ではないだろうか。

政府は今回の様なお知らせでなく、計算の根拠となったデータや、予測に当たって根拠とした論文など、検証可能な根拠とともに公表すべきである。

政府の発表だからと鵜呑みにし信用できると云った神話はすでに失われている。マスメディアはこの発表内容の根拠について取材すべきであろう。

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