原子力施設の事故・故障情報のあり方 原子力安全委員会
IAEA安全ガイド推奨事項についての添付資料2 IAEA安全ガイド(NS-G-2.11)との比較検討(2006)を読んで。
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/jikowg/jikowg008/siryo2.pdf
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/jikobun/jikobun005/siryo2-2.pdf
最初の項目スクリーニングについての(IAEA安全ガイドとの比較)評価の第一番に
① 東京電力(株)は、スクリーニングに当たっては、技術的な専門家だけでなく各部門の管理職で構成される不適合管理委員会が確認している。
これはIAEAの項目①の「スクリーニングは、経験及び知識の豊富な人材によって行われているか。また、工学的専門家に加え、人間の行動及び振る舞いに関する専門家が参画しているか」に対応したものであるように見える。
上記の文章を素人的な常識で読めば東京電力の場合「不適格な管理職委員が」含まれていると云う結論ではないだろうか。
権力を背景にした組織の報告書は、慎重で繊細な言葉選びで責任を生じないよう曖昧な表現になっていて、私たちにはどう判断してよいかわからないことが多い。どなたか専門的な解説のコメントをいただければと思います。
以下に(参考)として添付されていた「我が国実施状況との比較検討の観点)の表からIAEAの推奨事項と実施状況を項目数で比較してみた。
「比較検討の観点」をどう読むかによるが、比較検討をしたものはIAEAの全項目数の45%弱、他の項目は問題にもしていないとも取れる。また「検討の観点の」各項目のすべての文章の締めくくりは「・・・・・・しているか」となっていて、実行しているかどうかを確認した報告ではないと読める。
このような内容のない形だけの報告書を無意味と知りながら、官僚技術の粋としていること自体がこの国の上部組織の共通した欠陥ではと思う。
権力を背景にした不適格な管理職に支配されている東電、事故は”起こるべきして起こった”との証拠にはならないだろうか。
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