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電力料金の国際比較

2011/12/24

電力料金国際比較

上のグラフは、各種契約条件の違いと月間電力使用量の違い(中部電力)による料金及び、ボルチモア・アメリカの月間使用電力量と請求電力料金との関係を描いたものである。

これで見ると、日本の場合、同じ月間使用電力量に対し契約条件の違いによって様々な料金請求額になることが分かる。どうしてこうなるのであろうか?

その原因は、電力使用量とは無関係な契約容量の違いによって決まる月極め定額基本料金と、家庭電力の場合月間使用電力量による累進料金制度によるものである。

電力料金表

ボルチモアの場合は 月当たり固定料金は$7.87 、それ以外の料金はすべて使用電力比例制で、。

 Electric Supply 0.0373/kWh,   Distribution charge 0.0295/kWh,   税金等 0.00077/kWh

これらは、電力を使用しない場合は支払わなくてもよい課金である。 BGE(Baltimore MD) の電気料請求書

米国(BGE)電気料金請求書、日本の1/2以下、送配電費用の分離

日本の場合は、グラフで分かるように、家庭電力には最も高額な電力料金単価を課している。また低圧電力では高額な固定基本料金の為、電力を節約すればするほど、実質電力単価は高価になる。ちなみに、12kWh契約の場合、固定基本料金を使用電力量に換算すると、家庭用では200kWh、低圧電力では1200kWh、ボルチモアの場合には120kWhに相当する。使用電気量とは無関係にこれだけの費用の支払い義務が課せられているのである。

このような制度があるために、電気料金の実質単価を示すことができず、料金が変わる時、メディアでは標準家庭で1ヶ月何円の違いになると云ったあいまいな表現しか出来ないことの原因にもなっている。これが料金の国際比較ができない原因でもある。

内閣府、電力、エネ経済研IEEJの捏造、国民を騙している

人口の密集化が高く、住宅用配電網が完成している日本でこんな高額な固定料金(配電設備維持費用)が合法かどうか検証が必要であろう。アメリカの住宅地を見ればわかるように、高級住宅ほど森の中など広大な地域に分散していて、日本に比べ配電維持設備は割高であるはずである。

私の家の場合、1970年末に自宅を新築した時、住居の中では火を使わないよう今でいう「オール電化」にしました。そのため従量電灯契約が12kWh、エアーコンディショニングの為の地下水熱源によるヒートポンプ機器運転に要する低圧電力契約容量12kWhと合わせて毎月基本料金だけで1万7千円支払っています。月間使用電力は冬季や夏期には2~3千kWhになりますのでもし全部家庭用従量電力で賄うとすると上のグラフで見るように七万円以上の料金支払いになります。

日本の場合原子力を除くと、発電は輸入原油や天然ガスに対してアメリカでは、石炭火力、北部では水力発電の割合が高く、料金の地域差は大きい、エネルギー資源原価の違いが料金に反映するのはやむをえません。

地域独占を許している日本の電力会社、電力料金は尤もらしい「言葉選び」の説明によって決められるのではなく、検証可能なデータの公表のもとに合理的な料金の決定が顧客に見えることが大切と思います。

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