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イギリスでも 公正取引局が自動車保険料を調査する BBCニュース

2011/12/15

昨日のBBC Business NEWS より

BBC News – Car insurance costs to be investigated by OFT      OFT: Office of Fair Trading

これより先、8月23日の同ニュースで、自動車保険の無茶な理由と見られる値上げに関する記事を受けたものと思われる。

BBC News – Why motor premiums are so high and what to do about it [1]

過去にわたって自動車保険料が40%も上がった、保険会社の不当利益ではないか、多くの家庭はピンチである?

保険会社の言い分は、請求コストが何年にもわたって上昇した結果で儲けにはなっていないと。

しかし、交通局の統計では自動車事故数はここ三年続いて10%減少している。

それなのに、事故による保険料の請求は43%上昇していると云う。その内容は、鞭打ち症の請求が毎日1200件もあると云う。しかし、NHS(イギリス保健サービス)では、鞭打ち証の治療支出は年間8百万ポンドと程度云っているのに対し、保険側の言い分では保険の支払いは二十億ポンド程度となるという計算になる。

どうしてこんなことになるのか、無茶だと云い切れない一つの理由として、鞭打ち症の診断や治療は難しく、被保険者の詐欺まがいの請求に対処できにくいのも原因で、弁護士費用も含め、ヨーロッパ各国はいろいろな対策を模索している。

OFTでは、修理費についても保険の請求額は個人で修理を依頼した場合の3倍~5倍以上であるとの苦情があることを挙げている。

OFTは次の段階として、保険商品に対するCompetition Commissionによる調査結果による強力で確実な改善を考えている。

大略はこんな記事ではなかろうか。

日本の場合。

日本の交通事故死者の統計では、高齢歩行者や自転車の死者が大半であるが、損害保険協会はあたかも高齢運転者の責任事故のように宣伝し、高齢者の自動車保険料を上げるという、論理的に矛盾した話を作りあげた。

一方、保険協会はこれと矛盾する理由として、高齢者は”優良運転者”の割合が大きく高齢運転者の増加に伴い保険料掛け金の高割引率適用者が多くなり収入が減少すると云う、高齢者は安全運転者である事を認めた全く正反対の理由も公言している。

また、他の理由として、高齢者の交通障害者の治療が長引き医療費の補償額が増大している事も理由に挙げているが、高齢運転者が優良運転者である事実から、これは大部分が高齢者人口増による高齢歩行者や自転車利用者の一般運転者との被害事故の増加による支出増であり、高齢運転者の責任に限定されることではない。

また、交通事故関係の医療費は、各種保険組合の同程度の障害による医療費算定より割高の支出になっているとの話も聞く。これは保証コストを安易に保険料金に転嫁できる制度によるのではなかろうか。

これは、イギリスでも云われていることだが[1]、日本でも同様に、このような軽率で詐欺まがいの理由を付けて安易に保険料率を上げる口実にしている現実がある。

日本では、政府系の監督機関による保険料に関する審議委員会があるが、報告書を見ると、委員に関連組織の管理職経験者選を選び、委員会では、提案事案の承認を前提として核心を突く議論を避け、委員のつまらない提案などの記録を残すことで、単なる儀式となっている様に見える。

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