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原発事故の概要報告 米国向けと日本向けの違い 東大の有名教授関村直人氏

2011/10/07

下の英文は、関村直人氏が2011年5月26日米国科学アカデミーで報告した「福島第一原発事故の概要」の最後、結論の部分をコピーしたものです。

ウェブページ: http://dels.nas.edu/resources/static-assets/nrsb/miscellaneous/SekimuraPresentation.pdf

日本語文は、それを6月22日2011に日本語訳としてアップしたものです。

東京大学のウエブページ:  http://www.n.t.u-tokyo.ac.jp/documents/US_NAS_sekimura_20110526_J.pdf

関村原発事故Eng

関村原発事故Jap

関村 直人氏についてその学問的な専門性と業績を調べていて見つけたものです。私の目的、氏の学問的データは見つかりませんしたが、こんなものが見つかりました。

全文80ページ弱の報告書ですが、私の印象は、参照可能なデータベースのリストや、参考文献リストもなく、東京電力等から得たデータや写真集を纏めたようであり、科学的な報告とは思えません。講演の内容とありますが、どんな聴衆を対象にしたのか、また質疑応答の報告もないのでわかりません。

私が結論の部分をここに並べて示したのは、英語版と日本語版の違いを比べてほしいと思ったからです。

(2)の①、② では英文では、不十分ではあるが、事故の要因となる欠陥事項に対し、やや具体的に触れたいるのに対し、日本文では傍観者としての精神論を述べているだけと私には感じられました。

これは翻訳ではなく日本語での講演向けに改定してあると断わっています。この結論の違いは、悪く取れば、日本人向けには、あらゆる意味で責任を追及される可能性を排除するよう注意深く作文し直した結論と云えるかもしれません。

なお英文には、各所に略号が使われています、ご参考までに私の調べた結果を書いておきます。

DBA:   Data Base Administration System,   AM: Accident Management,  DG:  Diesel Generator,    T/B:  Turbine Building,    R/B:  Reactor Building,   SFP:  Spent Fuel Pool,   SA:  Severe Accident

私が最も重大と思うことは、この文章でもそうだが、文科省のデータベースでも、あるいは外国のメディアに対する対応でも、有る程度データを示して報告しているのに対し、日本人向けには”注意して選んだ言葉だけの”根拠の分からない情報しか出さないずるさが見え、これが日本の指導者層に共通する習性のように見えます。

インターネットでかなりの専門情報が得られる現代、東大教授だから、大臣だからと云った肩書だけで無条件に信用される時代ではないことの認識が疑われる。

日本人はおとなしいのでうまく云っておけばよいと思うのだろうか、まさか、日本人は説明しても分からないバカだとは思っているのではないでしょうが?

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