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我が民族の滅亡を招くだけでなく、ひいては人類の文明をも破滅しかねないであろう。

2011/08/16

敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ慘害ノ及フ所眞ニ測ルヘカラサルニ至ル而モ尚交戰ヲ繼續セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ

敵は新たに残虐な爆弾を使用して、しきりに無実の人々までをも殺傷しており、惨澹たる被害がどこまで及ぶのか全く予測できないまでに至った。
 なのにまだ戦争を継続するならば、ついには我が民族の滅亡を招くだけでなく、ひいては人類の文明をも破滅しかねないであろう。

終戦の詔勅(玉音放送)口語訳

誰も知らない「玉音放送」、名古屋テレビの取材レポートで初めて知った”放送”までの経過。昭和天皇に正確な情報を提供し、天皇が敗戦の決断に至る過程、そして、当時の情勢では、日本国民に混乱なく敗戦を受け入れるよう説得するには天皇以外になく、そのためのラジオ放送原稿の作成過程は特に感銘を受けた。

注意深く準備され、日本国内の権力機構の動向と、国際情勢の正確な判断のもとに、幾人かの本当の意味での有識者の間で練られ編み出された文章、一触即発の状況にありながら、ごまかしがなく、また信じられないほどの格調高い内容であったことが分かった。

核兵器が初めて戦争に使われて数日を待たず、核兵器の反文明性について、普遍的な人類の文明論から説き進めている一節は驚くべき洞察であり、現在の全世界の指導者にほしい資質と云えよう。

追記: 仁科芳雄 博士(物理学者1890-1951)は広島原爆2日目、8月8日政府調査団として原子爆弾と確認した。

仁科芳雄 – Wikipedia

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