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人と車の共通空間での交通実験 Shared Space Project 日本にもある人口密集地の鉄道踏切

2011/06/27

私のブログで2008年5月に紹介したドイツの地方都市で始まったこの交通実験、先週突然私のブログでアクセス数が18件ほどあった。

何か最近これに関したイベントがあったか検索してみたが特に見当たらなかった。

イギリスのDfT(交通局)では、イギリス始めヨーロッパ大陸でのいくつかの実験の検証レポートが昨年11月48ページ(pdf)に及ぶレポートが発表されていた。 http://www2.dft.gov.uk/pgr/sustainable/sharedspace/stage1/pdf/stage1.pdf

このレポートでは、Shared Space の基本的理解や理念、定義などの紹介から始まっている。

この記事の最も重要内容は、証拠(evidence)に基づいた多角的分析によるレポートであることである。この研究プロジェクトは2011年終結し、最終報告を出す様である。

このレポートでの評価の基準は、① 文献の調査、 ② このシステムを利用している人々へのインタビュー、 ③ この実験を実行した管理者との議論、 ④ 現地視察 などに基づいている。

結論の要約: 残念ながら優劣は簡単ではなく、16項目の分けて述べられている、特に身体の不自由な(視力障害)歩行者にとっては困難を増す場合が無視できないことを指摘している。

このレポーには日本のデータは含まれていない、もちろん日本の交通管理当局者は夢想にもできない、無茶な発想の実験と云うだろうが、東京周辺の路面と同一平面走行の郊外電車沿線では、駅の両側に狭い踏み切りがあり、鉄道、歩行者、自転車、乗用車そして歩行困難な人の電動椅子まで同一平面に混在して通行している。これは意図しない Shared Space と云えないだろうか? 

道路交通研究者や管理者は、インフラの完備とともに何れ無くなるこの貴重で完璧な日本式 Shared Space の交通実態を研究する貴重なチャンスであろう。

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