福島県の高放射線域の半減期は2年か 過渡的な放射線量減衰期は終わり定常的な減衰期になったようだ
2011/06/14
下のグラフは、文部科学省のデータベースより、東京電力福島第一原発北西の代表的な高汚染地域について空間放射線量率の対数減少率をグラフにしたものである。これを見ると、急激に減少する初期、不安定な変化をする中期、定常減衰期に入った後期に分けてみることが出来ようだ。
このことから、後期について、1日当たりの(24時間)の常用対数減少率を求めたものが下図である。
これで見ると、不安定な変動をしている浪江町赤字木石小屋を別とすると、一番放射線量の大きい浪江町赤字木椚平ではまだ比較的大きい減少が見られる(半減期90日)が、それ以外の3地点では安定化し、減少率は0.0005(半減期600日)または一定の定常値に近付いてきたように見える。現時点では、少なくとも数年間は放射線量の減少は見込めないと考えるのが安全であろう。
また放射性核種の塵が拡散することにより、建物の中と外の放射線量の違いも少なくなり(学校の測定値)、これからは屋内での軽減率を考えないで、屋外での空間放射線の積算値を被曝量とすべきである。
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