緊急に学校の校舎内の放射線塵埃の除去を行うべきである 鉄筋校舎内は安全であるとの神話は捨てるべき時が来た
6月2日発表になった文部科学省の英文データベースを解析してみると、5月19日の教室内汚染より更に進んで来ていることが分かった。
文部科学省の最初の測定値4月14日と今回公表された6月2日の線量測定値について、各学校の校庭の高度1mを基準とした教室内線量率比のヒストグラムを示したものが下のグラフである。日次の経過とともに教室内の線量強度の分散が高汚染比の方に進んできていることが分かる。赤線は累積度数分布の%値である。(グラフをクリックすると拡大できます)
分かりやすく表すために、4回の測定値を時系列で並べ、50校余りの福島県内の教室内での線量比変遷をグラフにした。グラフは、平均値、95パーセンタイル閾値、および測定された最高値で描いた。4月14日の最初の測定は後の3回の測定とは統計的に母集団が少し異なるように見られるが確かめてはいない、参考として入れた。
これで見ると、6月2日には、95パーセンタイル値は0.8以上となり運動場1mの高さで計った線量の80%を超えて居る。ピーク値では運動場より放射線汚染の高い場所が出てきたと云うことである(土埃の吹溜まりか?)。運動場の使用制限を1時間にする、運動場の表土を取りかえると云った次元では済まなくなって来たことが予想される。
医学的な危険率を考える時、平均値では意味がない、校舎内各場所での多数の測定値のような場合では、データの分散具合(度数分布)を見て判断すべきである。たとえば、最低の安全基準でも、全測定値の95%がそれ以下となる上限値(95パーセンタイル閾値)を用いることはしばしば行われている。それでも5%は無視されることとなる。
このような、文部科学省の少ないデータベースの公表値からでも確かに云えることは、学校校舎内の放射性塵の除去を緊急に(専門業者による)行う必要があると云うことである。
校舎内の空間放射線率の高い場所は日次の経過とともに運動場の値に近づいている «
教室内に校庭より放射線率の高い場所が 放射性塵の吹き溜まりができているのでは «
訂正: 6月4日投稿の計算に誤りがあったので訂正しました 訂正日: 6月13日 15:15
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