20km圏内の空間放射線量の測定データは今回指定された計画避難区域の値と変わらない
2011/04/23
今日公表された20km圏内の空間放射線量率のデータで強度のヒストグラムを描いてみた。
福島第一原子力発電所20km圏内の空間放射線量率の測定結果:文部科学省
測定日は3月30日、4月2日と4月18日の3回のみである。ヒストグラムはこの全測定データについてのものであり、95パーセンタイル線量率は55μSV/h程度と見られる。偶然の一致ではあるが、前のブログに記載した今回計画避難区域に指定された領域のヒストグラムに酷似していることである。
このことから見ても、政府の退避区域指定が如何にデータの根拠を無視したパフォーマンス的なものであったかが分かる。今回初めて計画的避難命令に指定された地域は、放射線汚染度に於いて、20km以内と状況は変わらないことが、すでに3月末には測定され分かっていたことを示している。
政府のしてきたことは、判断のもととなるデータを持ちながら、それを利用する能力を欠いた非科学的対策に固執し、また、言い訳に終始している。避難区域の住民がすでに政府が云う被曝上限に達している事実を隠していることに対し、関連学会やメディアが沈黙を守っていることの原因を知りたい。
今回発表された文科省のただ二日間2回だけの道路上での計測値には失望した。こんなものを秘密にし公表しなかったのは政府の科学的素質の欠陥と見るほか理解のし様がない。
Trackbacks