SPEEDIで表示された高放射線領域外における空間線量モニタリング統計
2011/04/05
3月30日の記事に続いて、高放射線領域以外のモニタリングデータの統計を試みた。
文部科学省モニタリングデータは、時間的にも位置的にも測定量のばらつきが大きい。これは誤差によるものか、現実の状態か不明であるが、茨城県の観測局データが非常に精度よく安定していることから、測定精度が悪いと解釈される。
したがって、プリントされた数値表を見るだけでは様子が分からないので、全観測データについて統計を取ってみた。日毎に測定値のあったデータの全観測地点の平均値と最大、最小値をグラフにしたのが下図である。統計的減衰量の近似はばらつきは大きいが確実に減少していることが分かる。
減衰率を求めるため対数グラフにしたものが下図で、統計的制度は落ちるが今まで分析した、高強度地域や、茨城県の結果と基本的には同様の様である。
以上、このシリーズで分かった放射線量減衰率の傾向は、福島県内の高放射線領域では常用対数減少率が一日当たり -0.05 であるのに対し、低放射線領域では -0.03であり、茨城県では -0.027 であった。高度汚染領域と、低放射線領域、あるいは、遠距離を飛来した放射線核種の混合比に違いがあり、高放射線汚染域では半減期の短い成分が多いのではないかと思われる。
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