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空間放射線量率トレンドより見た地域による残留放射線形態の違い

2011/03/28

環境防災Nネット 時系列トレンドグラフ

を用いて茨城県の2地点、空間放射線の強い地域:鉾田市荒地と、弱い地点:常陸太田市久米について調べてみた。

両地点とも原発災害前にはそれぞれ45nGy/h、40nGy/hであったものが、原発で原子炉減圧のため大気中に放射性蒸気を放出した影響と見える3回の放射線量ピーク時点以後の残留線量について特徴的なことが見えた。

第1回目の放射線量のピーク値以後では両地点とも残留放射線量の大きさ、減衰傾向の違いがあまり見られなかった。

第2回目では、飛来放射線強度の違いによると見られる残留放射線の差異が現れた。

第3回目では、残留放射線量の差異がさらに大きく、この違いが、2地点での環境放射線量に大きな違いが起きた原因とみられる。

地理的にみると、残留放射線量の多い地域は、測定局群で最も南部(福島原発より遠い)であり、少ない地域は北西部(近い)。

この事実から、場所によって飛来した放射線量ばかりでなく線種の違いがあるのではないかと予想される。

下のグラフとは、上記のトレンドグラフを読みとって、残留放射能の平均半減率を試算したものである。縦軸は対数表示であることに注意。

縦山久米半減期

数値データリストが見つからないので、不正確であり、結論的な考察は出来ないが、強いて考えてみると、残留放射線量の強い地点と弱い地点では、ピーク時に飛来した放射能核種が違う可能性があるのではないか、その原因でピーク時放射線強度の違いばかりでなく残留放射線強度に違いが出たと見られないかと推測される。特に、緑色の曲線では、第2回目以降強いピークは見られないが、飛来後の残留放射線強度の減少率が小さい、このことは、半減期の長い線種による地上の汚染の違いの可能性を示唆する重大な問題を提起しているのではないだろうか。

もう少し長期間の結果を見なければ、現時点では、環境問題の長期的影響については云えないが。

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