アメリカの要請で19日初めて原子炉の温度分布測定との新聞記事
2011/03/21
防衛大臣が自慢げに福島原発の上空でサーモイメージャーで温度測定をした、その結果放水による冷却効果が上がっているとの記者会見を見た。私は当然自衛隊投入以後この測定は継続的に続けていたが、高温の状態のデータはパニックの恐れから隠匿していたが、発表してもよい値になったので公表したと思っていた。当然アメリカの監視衛星のデータも入っていると。
今朝の朝日新聞の記事では、アメリカの要請を受けて19日からこの測定を始めて開始した、しかも細かい技術的指導まで受けていたと云う。こんなことは科学好きの高校生でも分かることで、日本の危機管理の命令系統の科学音痴はどこまで低次元か、何度も書くが日本の権力体制の欠陥と恥を国際社会に暴露している情けなないとしか言いようがない。この日本の国際的信頼失墜の復活には何年かかるだろう?
13日にこのブログに書いた最悪のシナリオが現実に進行しているのが情けない。アメリカの友人からの電話 原子炉事故対策に関する国際評価失墜 «
無能な権力組織のリーダーシップは益々事態を悪くすると思わざるを得ない(16日)。 原子炉火災の報告 火の見やぐらの時代に戻った錯覚を受けた «
一退職老人が 「偉そうなことを」 続けて書いていると思われることは気がかりだが、次々とつぶやきたくなる事件ばかりである。
8件のコメント
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はじめました。
この記事読みましたが内容が逆ですよ。
日本政府は地上でのモニタリングをしっかりと行っており、原発内部の温度状況も把握していました。
それに対しアメリカは原子炉内部の温度がもっと高いはずだ、と譲らず仕方なく自衛隊の派遣となりました。
そのさい、日本政府は高温センサーの必要を感じていなかったにも関わらす(なぜならレンジがひろいため詳細な温度状況の把握が難しくなるため)2000度まで測れるサーモセンサーをわざわざ用意させました。
結果はみての通り、100度にも達していない60度程度。
アメリカは福島の正確な現状を把握できていません、なぜならば日本政府のだしている情報を信じていないから。一番正確な情報を持っているのは直接現場で作業を行っている、自衛隊、消防、警察そして日本政府ですよ。
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ost さん
コメントありがとうございました。
私が言っているのは、データが存在するかどうではなく、かりに、データがあっても、専門家が検証できる形で公表されていなければ無いと等しいということです。それが国際社会で不信を持たれ、いろいろ指摘される原因と思います。
何度も書いているように、現在、インターネットでデータをリアルタイムで公表できる手段があありながら、政府の広報官がペーパーリストを見ながら言葉で公表する、これでは誰も検証できません。
私が関わってきた自然科学では、検証が不可能な論文は、たとえノーベル賞をもらった学者でも論文として認められません。
セシウムやヨウ素などのウラン核分裂生成物が検出されていることから、原子炉あるいは燃料棒の温度を疑うのは当然と思いますが。
信じられるかどうかは検証可能な証拠を明確に提供しているかどうかです。
これは、文化の違いと云われればそれまでですが。
なお、環境モニタリングデータとしては、17日ころから日本政府の情報として、PDF文書で観測データリストが出始めていますが、せっかくデータを公表するならば、専門家が分析に便利な形式で公表すべきでしょう。科学データは、見るための記録ではなく分析の根拠となる証拠です。
失礼しました。
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