原子炉火災の報告 火の見やぐらの時代に戻った錯覚を受けた
「職員がバッテリーを運んだ帰りに煙を見つけて報告した」これが東京電力の火災の発見報告である。江戸時代に戻った感がある。
現代の科学技術の粋を集めたはずの原発の管理当局、話にもならないことをまともな広報と思っている知的レベルの低さにはあきれる。日本政府に力がなければ、IAEAに東京電力の原子力発電の管理運営を禁止するよう要請したい。
発表されている可視光の衛星写真の状況から、おそらく、赤外線の放射温度の画像も撮られているだろう。これを国内を問わず世界の衛星情報分析組織からリアルタイムで収集すれば、煙を見る前に温度分布から原子炉の熱エネルギー発生の状況や、火災の危険の予知が出来るはずである。
米軍はおそらく北朝鮮監視用の軍用機を使って対流圏の空気サンプルを取り、放射線種の検出もしているであろう。
日本政府は100年も前に開発されたガイガーカウンターで一人一人サーベーして大丈夫と云っている。敗戦直後、広島・長崎の米軍がやった光景を思い出す。
東京電力の発電所は日本政府の手が出せない治外法権に指定されているのであろうか。せめて、東電の管理から独立した組織で、赤外線温度分布イメージャー、マイクロ波振動計、放射能・線種測定機などちょっと考えただけでも現在得られる先端測定器は各種機関にあるはずで即座に総動員できる。
記者会見はまるで未開発国の政府の発表のようだ。国際社会がイライラしているのが分かるメディアの有識者?はなぜ沈黙をしているのだろう。敗戦後65年、築いてきた日本の先進国としての信頼をメルトダウンさせた東京電力、それを放任した歴代の日本政府。情けなくて云う言葉がない。
また、「放射能が強くて入れません」、日本の得意芸と宣伝されているロボット機器の投入も世界の対するメッセージ発進のチャンスではないか。
どこまで書いても書き足らない、腹立たしさでいっぱいである。
Trackbacks