自賠責保険料値上げの決定理由について金融庁に送った質問
自賠責保険審議回第128回資料1(2011年1月)の表で、2007と2008年度の増減比を見てみた結果2007年以前の推移と比べ異常な変化が見られた。
2008年度支払い保険金の前年度%比は 死亡:14.7、 後遺障害:19.3、 傷害: 18.3 増加となっているが、これに比べ、事故発生率(警察庁資料)の表では同前年度%比は 事故発生件数:△8.0、死亡:△10.3、負傷者:△8.6といずれも減少となっている。審議会資料の2000年から2007年までのトレンドが事故数、支払い保険料ともに減少であったものが、検証資料にはなぜ支払保険金額だけが2008年に突然急上昇したかの記載は無い。
損害保険算出機構の算出式により算出した純保険料率を、128回データと、2000~2006年までの統計トレンドで計算した。結果は 資料による2008年前年度%比は 18.1増に対し、従来の統計データによる推定値は △2.7% 減であった。
20%余りもの開きがある異常さには原因があるはずで調べたら、保険料率を2008年度には前年度比0.87に引き下げられていた。本来ならば、保険掛け金と、支払い保険金額は独立した原因で推移するはずであるがこれを見ると不自然さが異常である。
また、第128回と第127回の支払い保険金の推移表のデータが2010以前に遡って変更されている理由の説明も見当たらない。
こんなずさんな業界寄りとも見られる資料で了承された審議会答申。これを隠れ蓑にして決めた政府行政当局の無責任な自賠責保険金の値上げだと云われても仕方がない。行政当局は、検証可能な証拠となるデータを示して利用者に了解を求めるべきであろう。また、2007年までに6,000億円もの自賠責保険掛け金の余剰金を一般会計に借り上げたと云う記事も見たが、これは本当だろうか?
投稿には書式制限により、表やグラフなどの証拠を挙げて送れないので以下のURL から私のブログ記事を参照してください。 なおこの意見文章はブログに公表します。
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