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自賠責保険・任意保険ともに値上げの理由 その説明がピンとこない

2011/01/15

下のグラフは、日本がOECD/IRTADに報告している交通事故死者の年次トレンドである。

事故死者のトレンド

このように、一定の比率で交通事故の死者数が下降しているにも関わらず自賠責保険料金を値上げしなければならないのが分からない。保険金運営に無駄がないか、厚生年金保険の無茶な浪費が頭をよじる。根拠の説明なしに、ただ支払金額が増加したという発表だけで値上げを云うのは納得できない。

任意保険の料率については、高齢者の料率を上げる理由に、高齢運転者の事故率が増えたと云う理由を云っていたが、それが統計的に根拠のない嘘であると指摘されると[1]、一転して、①高齢者は優良運転者が多く保険掛け金の割引率が大きいので高齢者の増加に伴い採算が合わなくなった。また、②高齢者は事故による傷害の回復が長引き医療保障費がかさむと云う。

①は、長期無事故の優良運転者割引率は高齢者限定で適用されているわけでなく、年齢だけで一律に料率を上げる理由にはならない。保険会社の過当競争の結果か営業予測の失敗かのどちらかとは云えないだろうか。計らずも、自らの統計データーで高齢者は優良運転者層であることを証明している結果となっている。

②は、高齢運転者の単独自損事故に限る場合には確かにそうだが、大多数である高齢者の被害事故の場合、高齢者が運転していようと、同乗者であろうと、また歩行中であっても補償支払いは圧倒的に加害者側運転者である非高齢運転層となる。これを高齢運転者だけの保険料に乗せるのは根拠がない。

以上のように証拠のない理由を挙げて、尤もらしいキャッチフレーズを使ってカモフラージュし、保険業界で料金値上げを談合するのは許せない反社会行為ではなかろうか。

[1]   自らの統計データに反する自動車保険協会の高齢者保険料金値上げ 損保会社の談合なら許せない «

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