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両踏み制御

2010/12/27

9月末にこのサイトに移ってから私のこのブログで最も多く検索されたキーワードは”両踏み制御”であった。 意外に思い調べてみたらこの言葉はトヨタの特許出願時に付けた名前のようだ。以下にウェブで見つけたトヨタの発表の経過を時系列でメモしてみた。

[Ⅰ]  ペダル両踏抑制装置:  出願人 / 発明者    トヨタ自動車株式会社
出願公開日時点(2007年05月31日)。
http://patent.astamuse.com/ja/published/JP/No/2007131100
目的
・・・・本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転者が車両停止のためにブレーキペダルを踏込んだ際、誤ってアクセルペダルを同時に踏み込むことを抑制することにある。
効果
本発明のペダル両踏抑制装置によれば、運転者が車両停止のためにブレーキペダルを踏込んだ際、誤ってアクセルペダルを同時に踏み込むことを抑制することができる。

[Ⅱ] トヨタ・リコール進捗記者会見報告:  両踏み制御
テクノオン 2010/02/24 17:26 高野 敦=日経ものづくり
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100224/180579/?ST=print

記者会見に臨んだ,トヨタ自動車代表取締役社長の豊田章男氏(右)と,代表取締役副社長の佐々木眞一氏
2010年2月17日に開かれた,トヨタ自動車の品質問題に関する記者会見の質疑応答の内容を報告する

(米ABC News)まず社長に伺いたいと思いますけれども・・・・・
・・・・・・それから2番目に,将来のモデルに対しては,すべて両踏み制御システム(ブレーキ・オーバーライド・システム)を搭載するというふうにおっしゃいましたけれども,これまでのモデルにはそれがどうして搭載されていないのでしょうか。

豊田氏の回答
・・・・・・それから今まで,これからのクルマはブレーキ・オーバーライド・システム(を搭載する予定)でありますが,既販車については現在検討中でございます。

[Ⅲ] トヨタお客様センターの現状
18/03/2010
https://spaceglow.wordpress.com/2010/03/18/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%81%8A%E5%AE%A2%E6%A7%98%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%8F%BE%E7%8A%B6/

私の質問に対するQ&A

>Q1.ブレーキとアクセルを同時に踏んでもブレーキが優先される電子制御プログラムを搭載している車種をお教えください。
>A1.BOSとは目的が違うが、モーターの加熱防止でハイブリッド車に採用しています。 
>Q2.現在無い場合、いつごろまで買い替え時期を待てばよいのでしょうか。
>A2.時期については精査中です。  
>Q3.とりあえず今新車を購入したとして、近いうちに制御プラグラムの書き換えが可能な車種をお教えください。
>A 3. 新型車に搭載する予定のため、国内で制御プラグラムの書き換えは、 実施する予定はありません。

① これで分かることは、トヨタは、フェイルセーフの目的で2007年にガソリンエンジンのブレーキオーバーライドシステムの技術を完成しておきながら、アメリカのメディアで問題が持ち上がるまで放置していた。

② ABC記者のこれまでの車にはなぜ装備しなかったかの質問にに対し社長の回答はなく、これからの車には装備する(2011年モデル)予定である、既販車については現在検討中。(これはアメリカのメディアですでに公表した内容である)。

③ 日本の顧客に対しては、今後発売の車に対して装着の時期未定、既発売車に対しては計画なし。

このウェブで何度も書いているように、日本では事故は運転者の過失犯罪として立検する警察の事故責任調査で終わり、国土交通省も消費者の側には立たず、実質的な事故原因調査機関が無いので製造メーカーは無関心、常に車の安全システムは日本車の場合でも外国で実装し販売してから何年か遅れ、余力ができてから国土交通省の後押しで国内でも採用される過去の経過を見てきた。今回もアメリカで持ち上がるまで、すでに2007年に技術開発が完成しながら、トヨタ社長をはじめ広報部門ではその事実も知らないかのような回答ぶりに見える。おそらく、国内各社談合して製造体制が整ったところで一斉にBOSシステム装着車の発売になるのではないだろうか。

先進各国では組織されている警察権力から独立した事故調査機関が我が国に無いことが国益まで損なっている例ではなかろうか。大げさかな !!

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