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日本は自動車交通で最も安全な国のトップ6 OECD加盟国2010プレスリリースより

2010/11/16

上のグラフはOECDの9月15日発表のIRTADフォーラムのPress Releaseよりコピーしたものである。(クリックで拡大できます)

この国際交通フォーラムの発表によると、日本の人口10万人当たりの交通事故死者の割合は、科学的根拠に基づく安全交通政策の発達したヨーロッパ諸国の最も安全な国々と同等のレベルにあることを示している。

科学的データに基づく合理的な交通行政を続けているイギリスは最も効果的な交通政策を実現している国であるが、日本の交通死者率はイギリスよりわずか数%大きいだけである。私はこれらのヨーロッパ各国の内、イギリス、スウェーデン、オランダ、ドイツで、それぞれ最低でも1000km以上の運転経験があるが当然との実感を持つ。

もう一つの交通事故指標、10億_台数_走行距離(Per Billion Vehicle Kilometers Travelled)当たりの死者数を算出している国の数値もこのグラフに表示されているが、これで見ると、日本は、イギリス、スウェーデンに比べると1.6倍ほどであり、自動車交通先進国での世界平均的レベルと云えなくもない。自動車交通後進国の東欧やアジア、南米などでは、まだこのデータを報告している国は少ないが、発表されている値は非常に大きく、これら諸国とは違い、日本は明らかに先進国型といえる。

この二つの指標の違いは、前者が、社会健康リスクのうちの交通障害によるものを表していると見られるのに対し、後者は、自動車移動のリスクとみることができる。

日本では、平均的な社会生活において道路交通におけるリスクはヨーロッパ先進国と同等であるが、自動車運転による移動リスクはまだ改善の余地があると分析できる。

自動車運転移動リスクが大きいことは、①車両の機械的安全性が悪いか、②運転者の技術や、経験や判断力が劣っているか、③道路の安全構造が悪いか、とに分けてみると、①は明らかに、日本の車の技術水準や管理規制から無い、②は交通死者比率か少ないことかららも考えにくい、また、私の少ない海外運転経験での実感としてもあり得ない、そうすると③の道路の安全構造と、信号、標識など運転者に必要な安全情報の表示に問題があると見ざるを得ない。

欧米先進国に無い、日本の道路標識の特徴は、漠然とした注意標識が多く、運転者にとって必要な情報が少ないことである。たとえば、急なカーブ標識で、”急カーブ注意”と云う標識ではなく、カーブを通過する時の推奨速度”40km/h”などと書かれている場合、運転情報としてどちらが意味があるか明らかである。とにかく、目障りな、交通安全協会の旗や、本日の死傷者数など、運転者がいらいらし疲れさせる標識が多すぎる。交通行政に関わる管理者は、日常運転を業務としている人々の意見や、欧米の、無駄な標識を規制し、すっきりした道路を自分で単独運転し、安全運転には何が必要か体験した交通行政をしてほしい。

とにかく、安全関連の既得予算があるからと、各組織の活動宣伝の様な標識をむやみに立てるのではなく、科学的証拠に基づいた安全情報、運転に役立つ標識のみに整理をすることが事故の更なる減少に役立つと思う。

再度、事故統計から見た日本の運転者の水準は世界一流であり、いつまでも”交通戦争”とか、”日本はマナーが悪い”と云ったお決まりの文句は、交通の管理、行政当局者の”迷信”であることに気付いてほしい。

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