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警察車両の80パーセンタイル走行速度は規制速度の20km/h超過 山陽自動車道で

2010/11/13

 下のグラフは2010年10月7日山陽自動車道、本郷IC-福山西IC間で約8分間、警察車両を先頭に追跡して走行した時の速度の毎秒計測値から描いたものです。(画像をクリックすると拡大できます)

この道路の規制速度は80km/hですが、警察車両が走行した速度のヒストグラムを見ると最多走行速度は93~101km/hで、明らかに道路交通法違反です。屋根の赤色回転灯はついていましたが、サイレンや、車両前後のフラッシングライトは見なかったので緊急出動では無かったと思います。もちろん、パトカーの前方に高速走行の車両も見られず、パトカーがICで消えるまで事故現場も見かけませんでした。

速度計測値の累積頻度グラフからの推定80(85)パーセンタイル速度は100km/h強です。これで見るとおそらく、100km/hで走行することを意識していたと思われます。誤って高速運転をしたのではなく、意図しての走行と見られ確信的な速度違反です。

ここでは、パトカーの運転手を非難する目的ではなく、規制速度がいかに不合理で実勢速度との乖離があるかの証拠としたいと思って公表するものです。

仮想実験ですが、もしこのパトカーを追い越して120km/hで走行し、速度違反で検挙されたとき、速度超過の罰金は30キロでしょうかそれとも10キロ/時でしょうか?、こんな疑問にもならない思いがあたまをよぎります。

警察庁は、規制速度を実勢速度に改定することを発表していますが、いまだにその法制化を見ません。おそらく言い訳は、規制速度を上げればますます高速運転者が増え事故の増加につながると云うことでしょうが、運転者は道路の状況を見て走行していて、速度規制ポストと、実勢速度とはあまり関係がないことを示す研究論文があります。

私が知る限り、科学的統計に基づく日本および自動車交通先進国のデータ(OECD加盟国)では、日本は世界で最も運転事故率の少ない安全な国のグループであることを示しています。このような水準の日本の運転者の大多数を、犯罪予備軍のように扱う警察庁は科学的根拠ではなく”迷信”にとらわれているとしか思われません。

日本の道路利用者の80%が犯罪者になりかねない法規、この責任は運転者、規制当局どちらにあるのでしょうか。欧米諸国では、実勢速度の85パーセンタイル速度を規制速度の根拠にしています。また、スピードカメラで撮影し、規制速度の10キロメートル超過以上で罰金を科しているようです、この超過幅は、速度計測機の誤差範囲以を考えての合理的処置と思われます。

以上、もう少し内容を整理して、行政の意見・要望欄に投稿しようと思っていますが、コメントをお願いします。

なお、この計測データは、GPSLogger Dongle GT-730FLSで記録したものですが、SonyGPS C-53、および半導体で慣性力を測る加速度計のデータと比較し大きな違いがないことを確かめています。

私が調べた交通統計のデータベースの文献リストなどは、交通に特化した、以下の私の他のブログに記載しています。

http://spaceglow.at.webry.info/

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