トヨタお客様センターの現状
トヨタお客様センター回答 そのⅢ
” ① トヨタは日本ではアクセルとブレーキを一緒に踏んだ時ブレーキを優先する(BOS)電子制御の車は発売していない。
② トヨタは、日本ではそのようなBOS装備車の発売の時期はまだ決めていない。
③ トヨタは、これからも日本で発売した車の制御プラグラムをBOSに書き換えるサービスはしない。”
と理解すべき回答が来た。
以下にそのメールのQ&Aの主要部分を転載する。
>プリウスに限らず、トヨタのハイブリッド車には(新旧含め)全てブレーキ
>とアクセルを同時に踏んだとき、モーターの加熱を防ぐためにブレーキを
>優先するBOSと類似の働きをする機能が採用されています。
>ただし、BOSと目的が異なり(モーターの加熱を防ぐため)、細かな
>制御が違います。細かな制御の内容は開示しておりません。
>したがって、BOSはグローバルに(ハイブリッド車を含め)全車に搭載
>していくこととしました。
>Q1.ブレーキとアクセルを同時に踏んでもブレーキが優先される電子制御
> プログラムを搭載している車種をお教えください。
>A1.BOSとは目的が違うが、モーターの加熱防止でハイブリッド車に
> 採用しています。
>Q2.現在無い場合、いつごろまで買い替え時期を待てばよいのでしょうか。
>A2.時期については精査中です。
>Q3.とりあえず今新車を購入したとして、近いうちに制御プラグラムの
> 書き換えが可能な車種をお教えください。
>A 3. 新型車に搭載する予定のため、国内で制御プラグラムの書き換えは、
> 実施する予定はありません。
やはり最初の文節は私の質問とは直接関係のないものであり、これを読むと、運転者の安全より車の構造欠陥を指摘されるのを忌避する対策を重視していることが分かる。
Q1 の回答は”BOS装備車はありません”が本当と思うが言い訳がましい感がある。
Q2, Q3 回答はお客様センターとして答えられるトヨタの現状の回答と思う。
質問は3月16日9時に出した。返事は次の日8:52分に来た。
今回の質問はセンターとしては回答せざるを得ない質問文にしたからであろう。
以下にこれを見て私の感想を書いてみよう。トヨタは日本の顧客には安全無視の車を今後も売り続ける。
アメリカで昨年11月にBOSを書き換えるサービスと該当する車種を発表しているのに、日本ではその意思も計画もない。世界の顧客の対策が終わって余裕ができたら考えるというのだろう。
これは、日本では車が暴走しても運転者の過失として事故処理され、メーカーが訴えられることはない。国交省にレポートしても無視される。特に高齢者には、警察は「ブレーキとアクセルの踏み違え」と決めつけて処理し、マスメディアは警察の発表をうのみにし、目立つタイトルでニュースにしそれ以外の検証はしない。
現在ニュースになっているアメリカのABCニュースのやらせの疑いのある事件は、BOSを装備しているアメリカでの話であり、日本仕様の車では常に起こる危険がある事実を日本のメディアは報道していない。トヨタの社長が総理や国交省にあいさつに行ったから日本政府からトヨタが訴えられることは無いとの確信からであろう。
日本の国際企業の日本の消費者無視の悪癖はいまだに続いている証拠と見た。
トヨタに出したこの件の最初の質問は本年2月12日、出以下のような文面でした。
タイトル: Brake Override System or Brake-to-idle Failsafe
質問要望: アメリカでは昨年11月末にECUプログラムに組み込むとの発表があったがどの車種が変更可能でしょうか。
また、この機能を装備した車種を御知らせください。
以上の質問に対し回答は4週間後以下のようなものが来た。
>◆Brake Override Systemとは、
>アクセルとブレーキが同時に踏まれた際に、ブレーキが優先される機能。
>ここに来て、これまであった両踏み制御導入によるデメリットが技術発展
>により解消されてきたため、お客様のニーズに応えられるレベルになった
>ことを受け、新規生産車へ安全装備のひとつとして設定することとしました。
>北米の2011年モデルイヤーより、順次、全世界・全車種に搭載して
>いく予定です。
>◆Brake Override SystemとBrake-to-idleは同じか?
>Brake-to-idleを社内関係部署に確認しましたが、どういった機能か
>確証が取れませんでした。よって、同じかどうかが回答できません。
>例えば、Brake-to-idleが上り坂で車が後ろに下がらないようにする
>いわゆるヒルスタートアシストの様な機能でございましたら、既に商品化
>しており、またBrake Override Systemとは、全く別の機能です。
最初2行のの回答はよいとしてそれ以降内容の乏しい返事を尤もらしい云いまわしで答えたものとしか思えない。
あまりひどいので、アメリカでトヨタが発表した記事を付けて再質問したところ。
>市川様からお問合せいただきました
>Brake Override SystemとBrake-to-idleは同じ機能かとの問い合わせの件、
>現地担当者と確認を取りましたので回答申し上げます。
>Brake Override SystemとBrake-to-idleは、同じ機能です。
またまた、アメリカで確認を取ったともったいぶっての答え。そのうえ、いい加減な返事をした以前の回答を指摘されても謝りもしない忘れたような返事。
これでは政府の窓口の役人の回答と変わらない。物を売るお客様サービスの窓口とは思えない、巨大企業の奢りと見た。
追記 3月19日: 2月、トヨタ社長のアメリカ下院での証言についてCNNの解説に「日本の文化は、質問に答える前に長々と話が続き最後に答えが得られる場合がある」、これは見方を変えればトヨタ社長に対する好意的なコメントともとれる。上記の問答を見てこれを思い出した。
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