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三題話 昼間点灯の事故減少率 昼間点灯エネルギーロス 後期高齢者の運転免許取り上げ効果

2010/03/04

きょうは厚い雲が垂れ下がり一日中雨であった。買い物に出かけたが、すれ違う車で点灯しているものは一部の運送会社のトラック以外殆ど無かった。私にはどうしても異様な感じにしか思えない。現在殆どの自動車交通先進国では昼間点灯が行われている、特にウインド・ワイパーと点灯スイッチが連動しているので雨の場合はほぼ100%点灯している。

20年以上も前から昼間点灯(DRL)を実行しているカナダや北欧諸国ではその効果が分析されている。以下に関連データを表にしてみよう。

昼間点灯による死亡事故減少率 当事者事故全体に対する75歳以上の関与率[1] エネルギー損失の推定
車対車 5%
対人  12%
日本の当事者事故の場合
東京:3%、北海道:6%
従来の車 1.5%
昼間点灯仕様車 0.3%

ちょっと異質な比較表と思われるが、事故について見るとこんな疑問が浮かぶ。

昼間点灯による事故の減少率を見るとそれほど効果は無いと評価する人があるだろう。しかし後期高齢者の関与している当事者事故の割合は3~6%(死亡事故はこの一部)であるにもかかわらず、警察庁はさも高齢者が道路交通の障害の様にキャンペーンをしている、昼間点灯義務を法制化した方が死亡事故の防止に効果があるがいまだに無関心である。

省エネ時代に、昼間点灯は反していると云う人もいるかもしれないが、その損失エネルギーは車の消費エネルギーの1%程度である。

死亡事故の減少率だけを見た場合、メディア的な表現をすれば、1カ月500km運転する人が、昼間点灯のエネルギー分に相当する往復5kmの買い物を月に1回だけ減らすのと、後期高齢者の生活を奪って、全員の運転免許を取り上げるのとどちらにするかと云った話になる。

こんな奇怪な警察庁の判断はどこから来るのであろうか。

[1] 安全運転に必要な技能等に関する調査研究(Ⅲ) 2009/03.   http://www.jsdc.or.jp/search/pdf/all/h20_3.pdf

欧米諸国の昼間点灯走行の現状と警察庁交通局の報告 2007/02/26.   http://space-glow.spaces.live.com/blog/cns!A841E9CE14183CB0!2401.entry

昼間点灯走行で費やされるエネルギーと放出されるCO2 2007/02/26.  http://space-glow.spaces.live.com/blog/cns!A841E9CE14183CB0!2405.entry

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  1. 不明 のアバター
    @hotmail.com permalink
    2010/03/20 16:02

    http://lightsout.org/The Association of Drivers Against Daytime Running Lights – DADRL – is actively working to stop governments and manufacturers from installing Daytime Running Lights (DRLs) on motor vehicles. There is no conclusive evidence to show that DRLs are effective at reducing crashes. Rather, there are a number of safety-negative side effects of DRLs on automobiles, including emitting excessive glare to other drivers, masking of other vulnerable road users, and increased energy consumption. Please browse our pages to learn more about how DRLs are an ill-conceived safety gimmick and how you can help us to combat them.

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