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ワシントンDCの大雪とトヨタ

2010/02/10

2006年2月ワシントンDCで雪に遭遇した、ちょうどスミソニアン美術館にいたとき、午後突然アナウンスがあり大勢の館員や警備員が出てきて入館者は追い出された。理由は大雪の予報があり午後3時で閉鎖するとのことであった。連邦政府の職員が帰宅するためと云う。今、この美術館のウェブページを見たら9日は雪のため閉鎖のアナウンスが出ていた。

今日はどうなるか? アメリカでも、連邦職員は雪で休暇になるほど恵まれているようだ。トヨタはこの雪に助けられアメリカの政府に対する対応に2~3日余裕が与えられたか!逆に、雪道や、融雪剤を播いたでこぼこ道路での運転ミスをますますブレーキの不具合のせいにされる報告が増えるか?

トヨタ社長の会見を見て、CNNニュースでレポーターの日本の大企業の組織内文化の特性と関連付けた解説を見た。

とにかく、この半年ほど世界のベストセラーズであったプリウスにトヨタ社長ははじめて運転したことこそ問題であるという。要するにトヨタの経営陣は自社の車を運転したことも無いのに、欠陥はない、信頼してくださいと云い、謝罪会見では、何が欠陥でリコールするほどの問題があったかもわからない。もっと致命的な欠陥を発覚するまで隠していると疑われても仕方がない。

トヨタの社長が自ら運転してその感覚を「抜ける」と表現したことが利用者にとってそんなにありがたいことか。最初の対応は、一方的に利用者の無知のせいだと云わんばかりの態度、騒ぎが大きくなって実は社長も初めて運転してそれを確認したと、そんなことを自慢たらしく会見の席で云う社長の感覚、そして技術系の最高責任者の顔がみえない、新しい技術が生まれたとき、利点ばかりではなく予測できなかった欠陥や、利用者とのインターフェイスに違和感を生ずることはよくあることだが、それを、データに基づく”証拠”を見せて説明しなければ説得にならないのが現代であろう。

1960-70年代、ニューヨークとバンクーバーで活躍していたトヨタの社員や家族と現地でお付き合いしたことがあるが、子供を含め家族ぐるみでトヨタ(日本企業)で努力していた当時の多くの人々のことを思うと残念である。1970年代、アメリカでトヨタのレンターカーを借りたことがあるが、日本で売っている車に比べ運転席でエンジン音が大きいように感じた、同車種でも日本より大きいパワーのエンジンを積んでいるからと思ったがそればかりでなく、アメリカではエンジン音が好まれるからと聞いた記憶がある。確かに好みだけでなく、エンジン音があると、加速やスピード感が耳で感じられ運転しやすい面もある。このように多くの社員の情報収集と適格な対応に支えられて世界一になったトヨタ、殿様とその家臣達に守らられた企業のように評されるようになった原因はどこにあろう。日本病に感染したか?

アメリカの企業のトップは莫大なボーナスや年収を得ていることは周知の事実だが、名古屋企業のトップは徳川様のような天上人、庶民に謝罪したことで有り難がられるほど偉い人なのか。恐れ多い暴言をお許しください。

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