トヨタは10年に余る期間にNHTSAに報告された利用者の苦情をどう分析していたのだろう。
トヨタ車の予期しない突然の急加速(SUA)と題した下記の会社が作成した報告書を見た。
事故に遭遇した当事者や、死亡事故の家族から National Highway Traffic Administration (NHTSA)に報告された記録をまとめたものである。
Lexusについては、1999年から2,226件の苦情報告がNHTSAにされていて、そのうちSUAが原因と思われる815件の事故、341件の負傷、19件の死亡事故が認められると記している。また、トヨタ車については各車種について10年余りにわたってSUAの報告が続いているとも指摘している。
この報告書は180ページに及ぶPDFファイルで、そのうち 56ページから155ページまではNHTSAに報告され整理された個々の事故の報告書のコピーが記載されている。大多数はNHTSAが調査した分類番号と要約が付加されている。
Toyota Sudden Unintended Acceleration. February 5, 2010. Safety Research & Strategies, Inc.
http://www.safetyresearch.net/Library/ToyotaSUA020510FINAL.pdf
もう一つの同社の報告書は、電子燃料供給システムに関するNHTSAに報告された苦情の分析報告書である。
Electronic Throttle Control Systems In Toyota Consumer Complaints to NHTSA February 3,2010.
http://www.safetyresearch.net/Library/QCSReport00203.pdf
これらの報告書が正しいかどうかの評価をする能力はないが、検証できる資料を参照文献として付加していて科学論文の形式を満たしている。
このように、ちょっと調べ、偶然見つけただけでも多くのの資料があるのに、これらには何も触れず、根拠の不明な社長の情緒的な謝罪発表では顧客を信頼させることはできないし、トヨタの指揮系統の無能さを疑われるだけと思うがどうだろう。