トニーブレア前イギリス首相に対する公聴会を見て
2010/01/29
先ほど、イギリス時間の朝から始まった3時間に及ぶイラク戦争に関する独立調査委員会の午前の部が終わった。首相として、イラク戦争にブッシュ大統領と協調して参加を決断したした当時の事情について、複数の委員の前で証言を求められる形式で行われていた。昼食時間を2時間ほど取って、午後には武力行使でフセイン政権を倒した後のイラク情勢についてどのような予測がされていたかの証言を求めるとの解説があった。
BBCとCNN両国際放送ともに通常番組を変更して連続放映をしていた。現在まだ継続している1国の重大な政治決断の過程が、当時の最高責任者から直接ライブで全世界に向かって放映される、このようなことが実現されたことは驚くべきことであると思わざるを得ない。
これによって、国際政治の全容が明らかにされるとは思えないが、ゴースト作家の手が入った回顧録のようなものではなく、本人から証言がライブで見られることは大変なことである。これを受けているブレア氏にとっては非常なストレスであると思う。
この公聴会での彼の発言は、これから資料に基づいて検証されると思うが、政治家は、自分の決断について論理的に説明できる資質が求められる時代になっなってきたことを実感する。
話の中で、勝手に一つの語句を切り取って、それに絡んで鬼の首を取ったように非難する、どこかの国の政治家や、メディアがあるうちは実現できないことであろう。残念ながらこれが実感であった。
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